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サブカル@ベルリン

印象的なベルリンマーケットを振り返る

 

 

 

 

ヨーロッパはマーケット文化が根付いており、その地域ごとに様々なスタイルを持っていて興味深い。

その中でもこれまで行ったマーケットで特に印象に残ったマーケットを紹介したい。

 

ベルリンの中で最も人気が高く、有名なのが”NEUE HEIMAT”である。

常に賑わっているWarschauerstr.駅からすぐの倉庫街の一角が会場となっており、毎週日曜日に開催されている。

このエリアは多数のクラブやカフェ・バー、NIKE関連のスケートボードの練習用ホールまであり、

敷地をこれほどまでか!と思うほど有効活用しているところに感心する。

NEUE HEIMATは、衣服、雑貨、アート作品などのデザインフロアー、飲食フロアー、コンサートフロアーに分かれており、

冬期にはミラーボールが導入された半室内スケートリンク場が存在する。

フードのラインナップ、バーのスタイリッシュさ、クラブ並のライトアップなど、それぞれこだわりを見せていておもしろい。

このマーケットはフードマーケットとしても有名で、いろんな国のソウルフードにスポットを当てたイレギュラー開催の

マーケットが一番の人気を誇っている。

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昨年のクリスマス時期に同じ敷地内の手前にあるUrban Spreeで開催された「ジャパニーズクリスマスマーケット」は、

入場規制がかかったほどの人気っぷりで、日本人ながら驚いた。ほぼプレスをかけていない状態で、

FB上での参加者が7500人を超えており、行列に並んでまで何かを食べたり、買い物をするのは日本独特の文化であり、

ドイツではほとんど見ない。ベルリン一有名なケバブ屋の30人の列ぐらいしかないと思っている。

それなのにこのマーケットでは寒空の中、Berghainか?!と思うほどの長蛇の列が出来、文句を言わず並んでいた。

日本食流行りなのは世界的な現象であるが、ここ数年ベルリンでは異常なほどその傾向が強く、

ラーメン、たこ焼き、お好み焼き、おでん、寿司、日本酒など、日本を代表する食べ物を1度に堪能出来る

ジャパニーズマーケットに人が集中したのだと思う。

どこの店舗もあっという間に完売となり、次回開催には是非、出店サイドで参加したいと計画中!

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続いて、ベルリンの中でもファッション感度の高い人たちが集まる場所として有名なのが、PLATOON KUNSTHALLE

で開催されているナイトマーケット”THE WARDROBE NIGHT CLOTHING MARKET”を紹介したい。

普段はギャラリー&カフェとして運営しているスペースを土曜日の夜だけファッションマーケットに変身する。

ヴィンテージやアンティークの衣類、小物、アクセサリーからインディペンデントなブランドまで幅広いテイストが揃っている。

ナイトマーケットだけあり、本格的なカクテルが飲めるバーや会場奥にはDJブースもあり、ショッピング以外にも楽しめる。

ローカルのファッショニスタが遊びに来く場所というイメージが強く、出店者や来場者のコーディネートを

見ているだけでもおもしろかった。日本人の出店者、来場者も多く、親しみやすい雰囲気が良い。

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ベルリンでは他にも数え切れないほどのマーケットが存在し、まだ行けていないところも多い。

常に情報をチェックして、可能な限りリサーチしていきたいと思う。

著者紹介

宮沢 香奈

文化服装学院卒業 セレクトショップのプレス、ブランドのディレクションなどの経験を経て、2004年よりインディペンデントなPR事業をスタートさせる。 国内外のブランドプレスとクラブイベントや大型フェス、レーベルなどの音楽PR二本を軸にフリーランスとして奮闘中。また、フリーライターとして、ファッション、音楽、アートなどカルチャーをメインとした執筆活動も行っている。 現在、カルチャーwebマガジンQeticにて連載コラムを執筆中。その他、取材や撮影時のインタビュアー、コーディネーターも担う。 近年では、ベルリンのローカル情報やアムステルダム最大級のダンスミュージックフェスADE2013の現地取材を行うなど、海外へと活動の場を広げている。2012年に初めて行ったベルリンに運命的なものを感じ、2014 年6月より移住。

Blog : http://www.qetic.jp/category/column/

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