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イラストレーターとして、ベルリンで生活するということ。 Study & Career

イラストレーターとして、ベルリンで生活するということ#6『作品の持ち込みをしてみよう!』

こんにちは、ベルリン在住のイラストレーターKiKiです。

さて前回イラストレーターとして、ベルリンで生活するということ#5『アートプリントをつくってみよう!』という記事を書きましたが、無事アートプリントは完成しました!ので、まずはそちらのご報告から。

じゃん、こちらです!!

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印刷は、ベルリンにある印刷会社『AusDruck』さんにお願いしました。

紙は実際に色々とサンプルを見せて頂きましたが、紙はMetapaper extraough warmwhite 270g/qm を選び、サイズはA4で印刷して頂きました。

注文して2〜3日で印刷が完成したとのメールを頂き、直接会社まで受け取りに行きました。サンプルを見にお伺いしたときは違うスタッフさんにご対応して頂いたのですが、完成したアートプリントを受け取ったときは、見積もりのときからずっとメールでやり取りをしていた方にお会いすることができ、『あなたがKiKiねー!待ってたわよ〜!』と暖かく迎えてくれました。とてもフレンドリーな会社で、ほっこりしました◎

少数印刷でお願いすると、そちらの方が単価が高くなってしまうため、今回は50部の印刷をお願いしました。実際に印刷されたアートプリントとご対面してみると、色合いも綺麗にそのままの最高の仕上がりでした!

AusDruckさんへの注文は、まず問い合わせホームからお見積もりを聞いてみてください。とても丁寧にご対応してくださいます。本当にありがとうございました!

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AusDruck

http://www.ausdruck-berlin.de

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そして『アートプリントが欲しい』と、メッセージをくれた女の子に、直接会って渡してきました!

アートプリントを作ることになったきっかけは、インスタ経由である女の子が『このイラストは買えますか?』と、問い合わせをくれたことがきっかけでした。彼女もベルリンに住んでいるということだったので、お礼も言いたいし、直接会って手渡しすることに。

インスタでは英語でやり取りをしていましたが、実際に会ってみると彼女はドイツ人だったらしく、ドイツ語でお話をしました。早速渡すと、とても喜んでくれて、私もとても幸せでした。

プリントに合う額を探したら、また部屋に飾ったお写真を送ってくれるそう。とても楽しみです!

 

お店やギャラリーに、作品を持ち込んでみよう!

さて、ここからが本題です。作品をお店やギャラリーに持ち込んでみたお話をご紹介したいと思います。アートプリントたちも持ち込みに行く予定ですが、今月はバタバタしていて時間がなく。。なので他のものの持ち込み経験をシェアしたいと思います!

基本的に、ベルリンのお店やギャラリーは持ち込みウエルカムな印象です。アポイントは取れた方がいいのでしょうけれど、メールを送っても返事が返ってこないことが結構あるので苦笑、そのままお店に行って定員さんに話しかけた方が早いかと思います。お忙しそうなときは難しいかもしれませんが、今の所持ち込みで嫌な対応をされたことはありません。親切な人は、他にもこの作品を受け入れてくれそうなお店を紹介してくれることもあります。

 

持ち込みで準備して持っていくもの。

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・実物の作品

持っていける大きさや種類のものでしたら、いくつかサンプルに持参しましょう。

・名刺

名前、連絡先、そして普段の仕事内容や作品を見ることができるポートフォリオサイトのURLが記載されていたら、バッチリだと思います。その場で店員さんが持っていたノートPCでポートフォリオサイトをじっくり見てくれたこともあるので、サイトをしっかり作りこんでおくことも大切だと思います。

 

ベルリンでお店やギャラリーで作品を取り扱ってもらう場合の取り分について。

日本にいた頃もいくつかのショップにグッズを取り扱って頂いていたことがあるのですが、その時の売上取り分に関して、だいたい『3:7(お店:自分)』か『4:6(お店:自分)』のことが多かったです。しかしベルリンのお店を介して作品を販売する場合、ドイツの税金事情の関係で約半分の売上をお店に支払うことになります。

半分は結構大きいので、お店を介して販売する場合元をとるのが難しいのではないかと感じています。(作品やグッズの種類によるかもしれませんが。。)

今のところ、私は売上よりも『ベルリンの人たちに作品を見てもらう・知ってもらうきっかけの場所』と考えて、そちらを重視して持ち込みをしています。

 

持ち込みをして、対応をしてくれたショップ

The Amazing Crocodile Design Store

カラフルで、面白いデザインの雑貨やイラストのポストカードを取り扱っているお店です。

去年の冬に1度持ち込みをしました。持っていったものは、小さなハート型のキャンパスにイラストを描いたもの。対応してくれたのは、その時レジにいた店員のお兄さん。

丁寧に作品と、その場で私のポートフォリオサイトもじっくり見てくれました。結局『僕はこのお店のボスじゃないから決定権はないんだけど…』とのことで、ボスがお店に来る日と他にも持ち込みを受け入れてくれそうなお店リストのメモをくれました。

そして…その後は結局体調を崩して行けず終いです。。ちなみにボスのメールアドレスも教えてもらったので連絡をしたのですがお返事はなく。(買い付けに色々飛び回っていると聞いたので、きっと忙しいのでしょう。。)また機会があれば、もう一度お店にお伺いしたいと思っています。

 

Motto Books

世界中のアート関係の面白い本がたくさん置いてある本屋さんなのですが、様々な種類のzine(個人でつくった小さな冊子のこと)も取り扱っています。

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こちらも去年の冬に、日本で個展を行った際につくったzineの余ってた在庫を数冊一時帰国の際に持ってきたので、持ち込みをしてみました。店員さんはとてもフランクで、『いいわね〜、わたし好きよ!』の一言で取り扱いが決定。持ち込みは日頃から多く受け入れているようで、その日はわたし以外にも作品の持ち込みをしている人たちがいました。持ち込みをした人同士で『いいね、それ君が作ったの?』と交流が始まっている場面も見かけました。

ここは基本zineのみで、最低5冊から対応してくれます◎店舗だけでなく、ウェブショップにもアップしてくれますよ。

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わたしは、3種類のzineを合計8冊置いてもらったのですが、5冊お嫁に行ったようです。ベルリンで、誰かが手にとって持ち帰ってくれたことがとても嬉しいです!

 

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前回の記事でも少しご紹介した、アートプリントをはじめとした世界中のイラストレーターさんのグッズを取り扱っているお店です。アートプリントが完成する前に、日本でつくってお店で販売してもらっていたオリジナルタイツを2本持ち込み、取り扱って頂いています。

このような、ちょっと個性が強すぎるタイツです。笑

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まだ買い手は見つかっていませんが、持ち込みの時にいたお客さんが気になってくれたようで後から『オーナーに君の連絡先を聞いたんだ!』と言ってインスタをフォローしてくれました。ベルリンでも、私のイラストを気になってくれる人がいるんだとわかって、とても嬉しかったです◎

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?必ずしも取り扱ってもらえるとは限りませんが、そのお店での出会いや、教えてもらえる情報など、行動を起こして損な事は1つもないと思います。たとえ何かをやらかしてしまったとしても、それは次への学びです。ベルリンでも、日本でも、とにかくいろんな人に見てもらうことが最初の大切なことだと思います!

そして私のドイツ語・英語力も正直へっぽこなのですが、それでもみなさん『大丈夫だよ』と言って、最後まできちんと聞いてくれます。完璧な言語ももちろん大切ですが、そこにこだわりすぎるよりも一生懸命さと熱意と誠意を伝えることの方が大切な気がします。もしベルリンにやってきて、何か作品を持ち込んだり、行動を起こしたりしたいと考えてる人は、思い切って飛び込んでみてください!きっと、素敵な出会いがあると思います◎

 

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イラストのポートフォリオサイト

http://kiyonosaito.com/

inatagramでは、定期的にイラストを公開しています◎

@kikiiiiiiy

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著者紹介

KiKi

イラストレーター/コラムニスト 西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。 Portfolio / Youtube ※visa取得方法、滞在に必要な保険等についてはお住まいの、又は住まれるご予定の外人局・各管轄の方にお問い合わせください。そちらの方が確実ですし、私に返信を催促されましても、対応できませんのでご了承ください。

Instagram : @kikiiiiiiy

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