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自家製グリューワインを作ろう!【レシピと動画あり】

ドイツの冬の風物詩グリューワインは、クリスマスマーケットに欠かせない飲み物。今年はほとんど中止になってしまいましたが、おうちで楽しみましょう。簡単でおいしいレシピをご紹介します。

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こんにちは。食いしん坊ライターの坪井です。
気がつけば今年も残すところあと1か月となりましたが、みなさんお元気でお過ごしでしょうか。
アドヴェント期間(クリスマス前の4週間)に突入し、ドイツは本来なら各地でクリスマスマーケットが開かれ、一番輝く季節を迎えているはず……なのですが、みなさんご存じのとおり、新型コロナウイルス感染拡大のため、ほとんどが中止になってしまいました。

ケルン大聖堂前のクリスマスマーケット……来年を楽しみに!

寒くて暗くて長~いドイツの冬を明るく照らしてくれるクリスマス市は、みんなが待ちに待っている大切なイベント。それがなくなり、今年はますます厳しい冬がやってきそう……

しかし嘆いていても仕方がないので、なんとか気分を上げてこの冬を乗り切らねば。クリスマス市がないのなら、おうちで何かやるっきゃない!と、秋に「おうちでオクトーバーフェスト」を開催したユニット・トコトコ姉妹の妹兼編集長担当Megumiさんと2人で「おうちでアドヴェントパーティ」を開催することにしました。

その様子を何回かにわたってレポートしていきたいと思います。
簡単でおいしいクリスマスレシピも紹介しますので、ぜひ試してみてください。
アドヴェント期間を楽しみながら、穏やかなクリスマスを迎えられますように。

まず今回ご紹介するのは、クリスマス市の主役ともいえるグリューワイン(Glühwein)。ワインに砂糖やスパイスを加えて温めたドリンクです。

 

体の芯からぽかぽか温めてくれるグリューワインは、ドイツのクリスマス市には欠かせません。きらめくクリスマス市を散策しながら飲むグリューワインはもちろん最高!ですが、今年はおうちで楽しむとしましょう。

自家製ならば甘さも調整できますし、フルーツやスパイスを入れて自分好みの味にアレンジできます。
ジュースをベースにしたノンアルコールのフルーツパンチもとってもおいしいので、アルコールが苦手な方やお子様向けにもぜひ作ってみてくださいね。
★動画では2種類の作り方をご紹介しています。

作り方動画はこちら。※編集はMegumiさんが担当。VielenDank!!↓↓↓

【自家製グリューワイン】

 

■材料(ワイン1本分)

赤ワイン 1本……酸味の少ないものがおすすめ。安いテーブルワインで十分です

オレンジ 1個……できればビオ(オーガニック)のもの

りんご 1個……できればビオのもの

レモン 味の調整のためにお好みで

シナモンスティック 1本

クローブ(丁子) 3粒

砂糖(はちみつを加えるとコクがでるのでおすすめ) 大さじ3杯~……ワインの酸味によるので味見をしながら調節

※ほかにカルダモン、バニラ、しょうがなどお好みでどうぞ

■作り方

赤ワイン(左)とオレンジジュース(右)のグリューワイン。

1. オレンジとりんごはできればビオのものを皮ごと使うのがおすすめ。手に入らなければ皮を剥いてから、オレンジは輪切り、りんごはいちょう切りにしておく。
2.ワインと砂糖(またははちみつ)を鍋に入れ、弱火で人肌程度になるまで温める。沸騰させるとアルコール分が飛んでしまうので注意。
3.オレンジとりんご、お茶パックに入れたシナモンスティックとクローブを加え、さらに温めてできあがり。味見をして、適宜レモンや砂糖などを加えてください。

★残ったフルーツはそのまま食べても、ヨーグルトやアイスに添えてもおいしくいただけますよ。

残ったフルーツもおいしい!

グリューワインは赤ワインで作られることが多いですが、最近はより爽やかな味わいの白のグリューワインも人気。白ワインには柑橘系のフルーツがよく合うので、作る場合は、上記レシピのりんごをレモンに代えてみてください。日本で作るならば、柚子を入れるのもおすすめです。お酒が好きな方なら、最後にラム酒を加えても。ノンアルコールのパンチを作る場合は、上記のワインと同量のノンアルコールワイン、またはオレンジジュースやリンゴジュースなど好きなジュースをベースにどうぞ。

手作りのグリューワインはとってもフルーティーでおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。

次回はクリスマスのお菓子をご紹介する予定です。おうちでアドヴェントのお茶会を楽しみましょう!

★★★★★★★

グリューワインのレシピは、12月4日に発売された初の著書在欧手抜き料理帖(まほろば社)にも掲載しています。
https://www.mahoroba.de/japanische-buecher/Zaiou-Tenuki-Ryourichou


『在欧手抜き料理帖』(まほろば社)

欧州でも手に入りやすい材料で作る、お手軽な日本食のアイデアレシピを軸に、ドイツをはじめとする欧州料理も掲載。意外な食材の活用法や、ドイツのおいしいエリアを訪ねる旅コラムなど、楽しい読み物もたくさん掲載しました。
ドイツや在欧邦人はもちろんのこと、日本に住む方々も楽しめる1冊に仕上がっていると思います。
コロナ禍においておうちごはんの大切さが見直されている今、ぜひ皆さんにお手にとっていただけたら嬉しいです!
まほろば社ウェブサイトにて国内外からお求めいただけます。

著者紹介

坪井由美子

日本では「食」に関する仕事に従事。商品開発やリサーチ、テレビ・ラジオへの情報提供及び出演、執筆などに携わる。テレビ東京『テレビチャンピオン・甘味王選手権』で3度優勝するなど食いしん坊ぶりを発揮。2003年よりドイツに拠点を移しフリーライターとして活動。旅や食文化、最新トレンドなどリアルなドイツ事情を新聞、雑誌、ウェブメディアで発信。 総合情報サイト「オールアバウト」ドイツガイド担当 / ドイツ発フリーペーパー「ドイツ・ニュースダイジェスト」で『食いしん坊のための簡単おいしいレシピ ~Locker! & Lecker!~』連載中/2020年秋『在欧手抜き料理帖』(まほろば社)出版

Blog : https://oishiisekai.com/

Twitter : https://twitter.com/realdoitsu

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