ドイツ生活はつらい?楽しい?初めの一歩で感じた事と失敗談
目次
みなさま、初めまして。
ドイツのデュッセルドルフで駐在妻生活を送っているデュッセルママこまちです。
初めてのドイツ生活も気が付けば5年が過ぎました。
自分が、ドイツ生活をスタートさせた時に経験した失敗や知りたかった情報を、これからドイツ生活を始める方への役立つ情報として届けたいと思い、2020年にデュッセルママこまち@ドイツ生活で知ったことというインスタアカウントを開設しました。
この投稿の中で、『ドイツのスーパーで聞かれること5選』としてまとめた投稿をドイツ大使館のインスタで今週のピックアップ写真として紹介していただいています。
画像をクリックもしくはこちらのリンクから実際の投稿が確認できます。
これが今回、ドイツ大使館Young Germanyのブロガーとして、記事を書かせていただけるきっかけとなったことにとても感謝しています。
これから私自身が、ドイツ生活初期に知っておきたかったと思う情報を毎月テーマ別に少しずつご紹介させていただきます。
第一回目は、こまちが初めてのドイツ生活で感じたことと何もわからない状態で体験した失敗談をご紹介します。
日本で生活していた時には、全く想像すらできない失敗が多くありました。
普通に生活するだけでこんなにできないことが多いなんて、なんて自分はダメなんだろうって本当に自信を無くしたことを今となってはいい思い出ですが、5年たった今でも覚えています。
でも、全く自信を無くす必要はないんです。
後になって話してみると意外と同じような体験をしている人がいてほっとしたことを覚えています。
ドイツ生活を始めた時に、こんなことを思ったり、こんな失敗をすることもあるんだ~と今この記事を読んでいる皆さんが同じような失敗をした時に是非落ち込まないようにしてほしい!
そんな思いで、第一回目はドイツ生活で私が感じた事と失敗談をお届けすることにしました。
日本人の多いデュッセルドルフ!恵まれた環境でのドイツ生活でも・・・
デュッセルドルフはドイツの西部にある国際商業都市で、今から50年以上前の1950年代から日系企業があつまっていて日本人駐在員が多くいる町です。
そのため、ドイツで最大の日本人街もあり、日系のスーパーやレストラン、美容院、ホテル、本屋などもある為、日本人にとってとても生活しやすい町といわれています。
そんな日本人に対してとても理解のある都市”デュッセルドルフ”で突然ドイツ生活をスタートさせることになりました。
もちろんドイツ語の知識はゼロ!
「ドイツ語がわからなくても、デュッセルドルフならなんとかなる。」
そんな言葉を多く聞き、安心して生活をはじめたものの、それでも初めてのドイツ生活は日本との違いが多くあって毎日が新鮮で楽しいけれど、
「知っておくべき情報を知らなかった。」
「日本では、予想していなかったことが起こった。」
ということがたくさん起きました。
日本であれば気にもとまらない生活のほんの小さなこと。
そんな、ちょっとしたことでもドイツではどうしていいのかわからず精神的にも体力的にもつらいと感じることが生活の初期にはたくさんあったのです。
一日が終わってベットに横になった時、
「あ~今日もトラブルがなく一日が終わってよかった。」と思いながら眠りについていたことが今では懐かしく思います。
日本人が多いので気になることは聞けるし、自分が気になったことは簡単にインターネットで調べることができるけれど生活のトラブルは突然やってきます。
在住歴の長い日本人の方から「何か聞きたいことがある?」
と聞かれても何がわからないかがわからない状態で
トラブルが起きてから「あの時に聞いておけばよかった~。」と思う事が何度もありました。
旅行との違いを感じたドイツ生活
旅行は好きなほうで、ドイツで生活をする前に、ヨーロッパやアメリカ・東南アジアなどの旅行経験がありました。とりあえずドイツ語が分からなくても片言の英語で対応、あとは知り合いの日本人に聞けば何とかなると思っていました。
確かに何とかなるといえば何とかなるけれど、生活の当初で感じたのはドイツ語が話せないことよりもドイツ語が読めないことで困ったことが多かったことです。
当然といえば当然ですが周りはすべてドイツ語、当時はそのことを想像できていませんでした。
掲示が読めない
町の中の看板の字がわからない。
たくさんの注意書きがあっても何の注意なのかわからず毎回調べていました。
英語であれば、わかるような内容もドイツ語になると一気にわからなくなります。
旅行などで訪れるところやホテルなどは英語表記も併せてあるところが多いのですが、普段のドイツ生活の中で見る掲示は基本的にドイツ語のみ。
今まで気が付きませんでしたが、目から入ってくる情報が実は多かったこと。
日本では、周りの看板や掲示から多くの情報を得ていたことを改めて気づかされました。
買い物に時間がかかる
旅行のお買い物といえばお土産を買うだけなのでそこまでストレスがないのですが、生活となると生活必需品をすべて買い揃えないといけなくなります。
野菜や果物のように食品関係の見てわかるものは比較的問題ないのですが、
調味料や各種ビニール袋・掃除用洗剤などもドイツ語で書かれていているのでどれを買えばいいのか普段の普通の買い物にもとても時間がかかります。
ちなみに日本だったら、英語で書いてありそうな単語ですらドイツ語で書いてあったりします。
例えば、ボディーソープ。
家電の操作方法を調べるのにも時間がかかる
自宅での生活でもコンロやオーブン・洗濯機などの使い方を理解するのにとても時間がかかります。
運よく英語の説明がついていればいいのですが困るのはドイツ語のみだった場合など。
家電は安全ロックがかかる場合があり、トラブルが起きるごとにその解除の仕方一つ調べるのも時間がかかり大騒ぎしていました。
渡独1か月で体験した失敗談
最後に私が渡独後1か月で体験した失敗談を紹介します。
日本にいた時には想像できなかった失敗の数々。
おそらく、ドイツにきて最初は同じようなトラブルを経験するかもしれませんが、決して落ち込んだりする必要はありません。ここに失敗した人がいるので安心してください。
家の鍵が開けられない
ドイツの玄関は日本で鍵をかけるときと少し勝手が違います。
- ・鍵をかけるのに、2回転させる。
- ・カギをかける時にドアによっては少し押したり引いたりコツが必要。
- ・外側も内側もカギを使ってドアを開けます。
- ・ホテルのようにドアを閉めるとオートロックで鍵を使わないと中にはいれない。
私は、初めてカギを受け取った時に自分で開けられるか確認しませんでした。
まさかドアのカギを開けられないなんてことがあるとは思ってもみなかったからです。
そして、人が訪れた時に家の中から鍵を開けるのに5分以上かかり相手を待たせてしまいました。
そう、自分の家の玄関の扉すら開けるのに苦戦したのです。
コツをつかめば問題ないのですが、それがわからないとかなり手間取ります。
実際、ほかの人に話してみるとこんな失敗談も聞きました。
【失敗談】
家に入ろうとしてしてもうまく鍵を回せずに20分以上苦戦したところ
ご近所さんが通りがかり助けてもらったそうです。
ドイツのドアのカギは少しコツの必要なものが存在します。
私のこの失敗談からいえることは、
エレベーターの穴にカギを落とす
ドイツ生活始まってすぐに起きた一番の危機でした。
出張中で主人もいない。
そんな中、手に握っていたカギをエレベーターに乗る時に落としてしまい、なんと偶然にもエレベーターの穴に落してしまったのです。
いまだかつてエレベーターの穴をしっかり見たことはありませんでしたが、よく見るとかなり大きな空間です。
鍵が地面に落ちてチャリンとなった音を今でも忘れることはできません。
日本でもこんなことは経験はなく、どうしたらいいかわからなくて、とりあえずご近所さんを頼りました。
そして、集合住宅にはハウスマイスターという住居を管理をしてくれる人がいてその人に連絡をしてくれました。
そして、ハウスマイスターさんがエレベーター会社に連絡をして最終的に鍵を受け取ることができたのです。
その間、家にも入れず、ご近所さんが家にいれてくれて待たせてくれました。
あまりに何もできない自分の情けなさと人の温かさに泣いてしまったこと今でも覚えてます。
こんな失敗をした人はいないだろうと思いましたが、これも話をしてみると、自転車のカギを落としてしまったという人がいました。
この失敗談から私の言えることは
- ・集合住宅にハウスマイスターという管理人がいるのでその人の連絡先を控えておく。
- ・スペアキーを自宅以外の別の場所に保管しておく。
- ・想像を超える失敗をすることがあるが、それは誰にでも起こりうる。
第一回目から、情けない話をしてしまいましたが、ドイツでは、日常生活に慣れていないと私のようにとんでもない失敗をする可能性があります。
でも、事前に予備知識をしっておくと何か起きた時にも少し備えることができる。
ということをお伝えしたかったのです。
ドイツでの、いろんな失敗談やトラブルで登場して助けてくれたのがご近所さんの存在。
ドイツにきて日本の時よりご近所さんとのかかわりが多くなりました。こまちの個人ブログではご近所さんとのかかわりに関してもう少し詳しく書いてありますので、気になる方はこちらも読んでみて下さい。→デュッセルママこまちの個人ブログ【ドイツ駐在生活でご近所挨拶は必要?経験者がおすすめする4つの理由】
次回以降もこまちの失敗から学んだ、事前にしっておくと少し安心できる情報をお伝えしていこうと思います。
みなさんのドイツ生活のはじめの一歩を楽にしたい!
そんな気持ちでこまちがお伝えする【デュッセルママのドイツ生活はじめの一歩】
次回もどうぞよろしくお願い致します。