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ドイツ生活初期に知っておきたい日本と違う3つのドイツ式生活文化

日本と違う3つのドイツ式生活文化

皆さん、こんにちは。

ドイツのデュッセルドルフで駐在妻として生活していたデュッセルママこまちです。
夫の海外赴任でドイツ語ゼロの状態で突然はじまったドイツ生活も6年がたちこの度日本に帰国いたしました。

この駐在生活でこまち自身がドイツ生活の最初のころに知りたかった情報をデュッセルママこまちのInstagramで投稿しています。

今回のYoung Germanyのブログでは、ドイツ生活初期に知っておきたいドイツ式の生活文化を3つご紹介します。

日本で当然のようにしていることがドイツでは違っていたり、実はあまりよくないことだったり、最悪気分を害してしまう場合もあるんです。

ドイツと日本の文化の違いはたくさんありますが、こまちが知ったドイツ式の生活文化の中でも特に初期におさえておきたい3つをご紹介します!

もくじ

1.手で数字を表すときの表現方法の違い

日本では1・2・3と数字を手で表す方法はこうですよね。

・1は人差し指1本
・2はピースと一緒で人差し指と中指の2本
・3は人差し指と中指と薬指の3本

ドイツの場合は、この数字を手で表すときの表現方法が違いこんな感じです。

ドイツ式数の表し方

@2021dusselmama

・1は親指1本
・2は親指と人差し指2本
・3は親指と人差し指と中指3本
・4は親指と人差し指から薬指まで4本

 

数字に関してはちょうど日本語でも「いち・に・さん」とかぞえたり「ひとつ・ふたつ・みっつ」と数えたりと数え方が微妙に違うのと同様にドイツ語でも数の数え方に少し違いがあります。

ドイツ語ゼロ状態だった私。
数字は数えることができましたが、建物の階数を数字で数えるときドイツ語では少し通常の数字と表現方法が違います。

例えば、数字の3は「drei(ドライ)」ですが、3階となると「3番目:dritt(ドリット)」が微妙に変化した単語になります。
ドイツ人に場所を聞いた時に「3階」といわれたのが理解できず、親切にも数字を指で表してくれていたのですが、3を表す手の表現が最初は全く理解できず、その場でドイツ式の1・2・3の指での表現方法を教えてもらい手で数字を表すだけでもこんな違いがあるんだと驚きました。

同じ指の本数なのですが、表現方法が違うだけで数を表しているとは全く気が付かなかったので、これからドイツで生活される方はドイツと日本で手での数字の表現方法が違うということを覚えておくと何かの際に役立つと思います。

ちなみに階数の数え方も日本とはちがい日本の1階はドイツでは0階(地上階)になります。

そのため、ドイツの1階はつまり日本の2階のことを意味します。

エレベーター

©2021dusselmama

本当に最初はややこしいです。

 

2.手のあげ方の違い

手の挙げ方

©MaxFischer-Pexels

授業や会議など多くの人が集まる場所で質問や発言の時に手を上げる場面があると思いますがその時の手のあげ方にも違いがあります。

こまちは、ドイツで催しを見に行った時にステージ上の人が子供たちに質問をしたあとに子供たち手のあげ方を初めてみて驚きました。

日本での通常の手のあげ方はこうですよね。

【日本での手のあげ方】
五本指をそろえて手を挙げる。
ドイツの場合手のあげ方はこうなります。
ドイツ式手のあげ方

©2021dusselmama

 

【ドイツでの手のあげ方】
人差し指を立てて手を挙げる。
*相手に画像のような状態で手の甲ではなく内側が見えるようにあげます。
今では、慣れましたが最初に見た時にこんなところにも違いがあることに驚きました。

そして、知っておいたほうがいいのはその理由です。

ドイツで人差し指をたてた手のあげ方なのは、

五本指をそろえて手を挙げるとナチス政権下の敬礼の方法に似てしまうからと言われています。

そのため、ドイツで日本式の手のあげ方をするとドイツの人から見ると違和感を与えることになります。
ドイツ生活をするうえで最初に知っておきたいとても大切なポイントです。

ドイツ式手の挙げ方

©Arthurkrijgsman-Pexels

ドイツ大使館ネコのきまぐれブログの中でもドイツ式の手の挙げ方が少し紹介されていますのでこちらも参考に見てみてください。→ドイツ大使館ねこのきまぐれブログ手の挙げ方

3.誕生日を祝うタイミングの違い

 

誕生日カード

©2021dusselmama

 

日本でもドイツでも誕生日の際には「お誕生日おめでとう!」と言ってプレゼントを渡したりしますがこの際にもドイツで気を付けたいのが誕生日を祝うタイミングです。

日本では、誕生日当日に会えない場合、事前におめでとうと言ったりプレゼントを前倒しで渡したりしてしまいがちですが、ドイツの場合誕生日の前にお祝いの言葉を言ったりプレゼントを渡すのはよくありません。

どんなに会うのが遅くなったとしても、必ず誕生日が過ぎてからお祝いの言葉をかけたり誕生日カードやプレゼントを渡す必要があります。

このことに関しては、何人かドイツ人に聞きましたが、誕生日前にはしないときっぱり言われました。
はっきりとした理由は聞いてもドイツ人でもなかなかうまく説明できないようでしたが、まだ起きていない未来のことを事前に言うことはあまりよしとはされていないようです。

誕生日カード

©2021dusselmama
頂いた誕生日カード。 誕生日前日にも会いましたが、誕生日後にいただきました。

もし、話の中で「明日が誕生日なんだ。」といわれたら日本だとおめでとうと言ってしまいがちですが、ドイツではたとえそう言われたとしてもその時におめでとうとは言わず必ず誕生日当日以降にお祝いの言葉をかけるようにしましょう。

ドイツ大使館のインスタでもドイツの誕生日事情の件が紹介されています。

ドイツ大使館のインスタ「ドイツ誕生日事情」の投稿を見る

 

まとめ

今回は、ドイツ生活の初期に知っておきたいドイツ式の生活文化について3つご紹介しました。

生活していると他にもいろいろな生活文化の違いを発見できると思いますが、こまちがまず最初におさえておくと安心だと思った3点です。

文化の違いを発見するのは楽しいのですが、日本では何の疑問も持たずに何気なくしていることを同じようにドイツですると時として、自分で気が付かない間に違和感や誤解を与えてしまうこともあるということをドイツ生活の中で知りました。
特にドイツ式の手の挙げ方誕生日を祝うタイミングについては気を付けて覚えておくと安心です。

ドイツ生活のはじめの一歩を楽にしたい!

そんな気持ちでこまちがお伝えする【デュッセルママのドイツ生活はじめの一歩】

次回もどうぞよろしくお願い致します。

 

デュッセルママこまちのインスタ&ブログ
【instagram】ドイツ生活で知ったこと:こまちがドイツ生活初期に知りたかった事を簡単に投稿しています。
【Blog】デュッセルママのドイツ駐在生活メモ:海外赴任準備からドイツ生活に関して詳しく投稿しています。
【instagram】デュッセルフード:デュッセルドルフ日系レストランを個人的に応援する紹介投稿をしてます。

 

著者紹介

デュッセルママ こまち

ドイツ西部の商業都市デュッセルドルフ在住の駐在妻。 夫の海外赴任がきっかけで、ドイツ語ゼロの状態で突然ドイツ生活が始まる。 日本人が多い都市だからと安心して生活を始めるも、ドイツの文化や習慣の違いなどで困ったり驚いたりすること数多く経験。 自分の苦労した当時の経験が役立てればと、ドイツ生活初期に早めに知っておきたかった生活のちょっとしたことをインスタやブログで投稿中。 【Instagram】 ・デュッセルママこまち@ドイツ生活で知ったこと https://www.instagram.com/dusselmama/ ・デュッセルフード「デュッセルドルフの日系レストラン応援アカウト」 https://www.instagram.com/dusselfood.japanese/ 【ブログ】「デュッセルママのドイツ駐在生活メモ」

Blog : https://dusselmama.com

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