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Vol.7 エコスコアを見て商品を選ぶ時代がやってくる??

先月に引き続き、毎日太陽を見ることができていて幸せな日々を送っております。ずっとこの季節が続けばいいのになと願ってしまいます。笑

 

さて今回は最近、近所のスーパーの商品されている面白い表示を見つけたので、それをご紹介したいと思います!

 

環境に優しい商品かどうか一目でわかる!?「エコスコア」

こちらがそのお写真です!

 

 

 

「DER ECO-SCORE(エコスコア)」とは、その食品がどれだけ持続可能なものであるかどうか、一目で透過的に確認できることを考えてつくられた5段階の商品ラベル。

 

ドイツでは多くの人々が環境にやさしい製品を買いたいと思っており、その手助けになる「新しい表示」として実験的に導入したのだそう。

 

ラベルは、食品の”環境への影響”で分類されています。環境への影響が最も小さいのが濃い緑色のA、最も大きい場合の赤色のE。

 

 

まだ実験段階なのですべての商品についているわけではなく、今はお茶・コーヒー・乳製品のみ表示されています。

 

エコスコアのレベルを判断する方法や基準は、EU委員会によって開発されたPEF(製品環境フットプリント)に基づいているそうです。

 

フットプリントとは、その製品が生産され、スーパーなどの店舗に並び、顧客の元に渡り廃棄されるまで、環境に対してどのくらいの負担(CO2排出量や廃棄の仕方など)をかけるのか、を指数で表したものです。

 

しかしまだ実験段階のエコスコアを見てみると、いくつか疑問点が浮かび上がる、とドイツの新聞(※1)は伝えています。

 

例えば、

 

・動物由来の食品が環境に大きな影響を与えることがわかっているのに、なぜバターには「C」、ヨーグルトには「B」、コーヒーには「D」があるのか?

 

・脂っこいギリシャヨーグルトが「A」を取得し、オーガニックヨーグルトが「B」を取得する理由は?

 

それに対する店舗の回答は「これはパッケージングなどの他の機能が原因である可能性がある」とのこと。

 

食品生産の背景にある持続可能性について理解するのは難しく、引き続き実施テストと改善が必要なようです。

 

みんなの意識が地球環境を変えていく!

わたしは、このエコスコアの精度がもっと正確になっていくのなら、今後それを頼りに商品を選んでいきたいなと考えています。きっと同じような考えの人は多いはず。

 

その消費者たちの多くの考えによって、企業は商品の売り上げをあげるために、さらに環境に良い持続可能な製品開発に取り組んでいくのではないでしょうか。

 

ドイツ環境省も「持続可能性の問題を視野に入れて、消費者の透明性を高めるのに適した食品小売部門のイニシアチブ」を積極的に歓迎しているそう。

 

とっても素敵な仕組みだと思いました!今後のエコスコアの進化を楽しみに、また何か新しい発見があったらみなさんにご報告したいと思います◎

 

参考※1)Was taugt Lidls neues Öko-Label?

 

著者紹介

KiKi

イラストレーター/コラムニスト 西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。 Portfolio / Youtube ※visa取得方法、滞在に必要な保険等についてはお住まいの、又は住まれるご予定の外人局・各管轄の方にお問い合わせください。そちらの方が確実ですし、私に返信を催促されましても、対応できませんのでご了承ください。

Instagram : @kikiiiiiiy

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