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Vol.17 みんなでつくるコミュニティーガーデン!

こんにちは、KiKiです。

 

ベルリンは夏という一番良い季節を迎え、植物たちも生き生きとしています。

 

去年やっと一人暮らしのアパートメントに引っ越し、窓際で植物を育て始めました。しかし場所は小さく、太陽の光が差し込むのが実は朝の少しだけの時間。もっと広く、長い時間太陽が当たっている場所で、植物を育てたい……!

 

ドイツには”クラインガルテン”という、休日を過ごすための庭付きの小さな家があり、庭やバルコニーがない人はそこを借りるという選択肢もありますが、年々住宅難が激化しているベルリンで、”クラインガルテン”も見つけることも、とてもとても難しいです。

 

何かいい方法はないかなあ。。と、よく公園や”クラインガルテン”がある周辺を散歩していました。

 

そんな中、友人に『コミュニティガーデンの夏夏り』に行かない?と誘われました。

 

『コミュニティーガーデン?とはなんだろう?』

そう思いながら参加してみると、そこには広い敷地と伸び伸びと育っている野菜や果物たちが!

コミュニティガーデンとは、近所の人たちが助け合いながら運営している『みんなのガーデン』。

 

夏祭りでは、養蜂見学やガーデンにまつわるビンゴゲーム、手作りのケーキ、そして手作りの石窯で焼いた手作りのピザが食べられたり!と、近所の人たちとの交流もありなコミュニティーガーデンらしいお祭りでした。

 

もっとそのコミュニティーガーデンについて知りたいと思い、運営の方にコンタクトを取り、その1週間後に開かれた会議にちょこっと参加してきました。

 

週に1回会議が開かれていて、その話し合いで、ガーデンの問題点や改善点、運営についてや、今後の展望などを決めているそうです。

 

石を積んで作られた円形の”シアター”と呼ばれる場所で、先週のイベントはどうだった、来週のこのイベントはこうしよう、など様々な意見が飛び交っていました。

 

パーマカルチャー文化にも強く関わっているようで、定期的にワークショップやコースが開かれているそうです。

 

私が参加したのは運営の会議でしたが、難しくかしこまった印象ではなく、誰でも気軽に参加できる、フレンドリーな空気感でした。

 

イベントの運営ではなく、コミュニティーガーデンで植物を育てることに関わってみたい人も、ガーデン運営チームに連絡をして、会議の日にお邪魔し、「私はこういうことをしたいです!」と意見を伝えれば、どのようにガーデンの活動に参加できるのか、調整してくれるのだそう。

 

コミュニティガーデンは農園と庭園活動家が協力して、ベルリンの庭園と都市緑地を保護する目的で運営されており、ベルリンには他にもいくつかあるようです。

 

 

一人で家庭菜園をするよりも、地域の人たちとの交流の場にもなるし、ガーデニングで困ったことがあれば、すぐに誰かにアドバイスを求めることができます。

 

たとえ窓際が日当たりが悪くても、バルコニーがなくても、コミュニティーガーデンがあれば、それでもうパーフェクトなのでは??

 

この存在を知ったのが最近だったので、今年の夏は思いっきり参加することはできませんが、来年の夏は種を植えるところから参加できたらなと考えています◎

著者紹介

KiKi

イラストレーター/コラムニスト 西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。 Portfolio / Youtube ※visa取得方法、滞在に必要な保険等についてはお住まいの、又は住まれるご予定の外人局・各管轄の方にお問い合わせください。そちらの方が確実ですし、私に返信を催促されましても、対応できませんのでご了承ください。

Instagram : @kikiiiiiiy

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