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RTF 自転車サイクリングイベントについて

RTFとは

今回はRTFサイクリングイベントについて書いていきます。

RTFとは

RTFとはレースではなく自転車のツアーイベント『Rad Touren Fahrt』の略で、街や団体が主催してくれるサイクリングイベントといったほうがわかりやすいでしょうか。

RTF

開催されるのは自転車シーズンが始まる3月か4月くらいから。

だいたい祝日や日曜日にドイツの各地で開催されているので、ネットで検索して近いところで参加するのが一般的ですが、もちろん遠いところのRTFに参加しても問題ありません。

事前に申し込むことも可能ですが、当日の天気や体調もあるので、基本当日現場に行ってそこで申し込んで支払うのがいいです。

主催者がコースを設定し事前にマーキングして、当日はコース内に車が入らないように警察が車を誘導してくれます。

救急隊も待機していて、万が一事故などが起こった場合もすぐに対応してくれます。

参加する自転車は電動でもなんでも問題ありません、BMXで参加してもOKです。

年齢制限もなく、みんなが楽しく自転車で健康になり、交流を深めていくのが主な目的です。

ルールは交通規則を守ることくらいであとは緩いです。

参加費は一人5〜20ユーロほどです。

コース

コースは設定や距離は格RTFでバラバラですが、130km、100km、70km、40kmと3つのコースが設定され、サイクリング中『こっちが100km』とか『こっちが40km』とか標識があるのでその時の体調や気分で 決めていけます。

距離が長いほど上級コースで、登りもしっかり設定されている印象です。

途中には補給所も準備してあり、そこではドリンク、バナナ、クッキー、菓子パン等補給もできるので、荷物を少なくしたい人は手ぶらで参加しても100km完走できるようになっています。

足りない人は途中のガソスタとかに寄って補給しても◯。

途中でやめたくなったら抜けてそのまま帰宅してもいいので敷居はかなり低いです。

RTFの中には普段は自転車では走行できないアウトバーンをコースに取り入れたりするものもあるので、ドイツのだだっ広いアウトバーンを自転車で爆走するのも夢ではありません。

ロードだけではなくマウンテンバイクのRTFもあります。

MTBRTF

森の中はコースがわかりにくい場合も多いので、マウンテンバイク版RTFに参加して、森サイクリングを初めてみるのもいいでしょう。

RTFの使い方といいところ

たくさんの参加者が走るので、同じくらいのペースのライダーを見つけて後ろについて風よけになってもらったり。

普段一人でゴリゴリ走ってる人は同じ趣味の人達が集まるので、友人やクラブに入るきっかけになったり。

コース設定は地元のロードバイク大好き人間たちが設定したコースです。

普段自転車に乗りたいけどコースがわからない人にとっては、RTFに参加してコースをGPSか何かに記憶して おくのも大いにアリかと思っています。

ぜひ皆さん参加してみてはいかがでしょうか。

著者紹介

淵 貴広

フランクフルト近郊在住。ドイツ歴15年、ドイツで調理師のAusbiuldungをするもなぜか日系企業勤務。 趣味でロードバイクを始めるも物足りなくなりダウンヒルを始める。 かなり自由な性格なので趣味の自転車は性に合っていて、ロードバイクに乗ってもオフロードに行く変態なんです。 YouTubeやウェブサイトも運営しています。 ブログ https://www.worldcycling1.com/ Youtube https://www.youtube.com/channel/UCvFiud7CSm5WiaMnmSxNOTw

Blog : https://www.worldcycling1.com/

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