【ドイツ語の言い回し】Wer im Glashaus sitzt sollte nicht mit Steinen werfen

今回もまた人間関係について考えさせられるドイツ語の言い回しをご紹介します。
Wer im Glashaus sitzt sollte nicht mit Steinen werfen
直訳すると「ガラスの家に住んでいる人は石を投げるべきではない」です。ガラス張りの極めて壊れやすい家に住んでいると自分が傷つく可能性があるのだから、安易に石を投げるべきではない、というわけです。理にかなっていますね。
そしてこれは人間関係を考える上で忠告のような言い回しなのです。
つまり「自分にも不備な点があるのに、相手の欠点をつついて、攻撃すると、即それが自分に返ってくる」という意味です。
「自分にも弱い点があるのだから、相手の弱い点を執拗につつくのは良くない」ということですね。
そういえば先日知人のS子さんが「T子さんは言ってることとやっていることが違う。全ての面において、いい加減だ」と周囲に言っていましたが、私からすると、S子さんも充分ドタキャンや遅刻が多い人なのです。だから一瞬「え・・・それ貴女が言う?」と思っちゃいました。が、それを口に出して言ってしまうと、私も同じになってしまうので・・・・・言わないでおきました(笑)だって私にも欠点や短所は色々とありますからね。
ドイツでも日本でも「職場」ではこのドイツ語の言い回しを念頭に置いておくと、ムダな諍いを回避できるかと思います。
ちなみにツイッター(あ、今はXですね・・・)を見ていたら、こんな興味深い投稿を見つけました。
こちらからご覧いただけます。
皆さん、まいにち職場など色んな場でストレスを感じることも多いかと思いますが、「撃つ」ことも「撃たれる」こともないよう、ゆるく穏やかにいきたいですね。
サンドラ・ヘフェリン