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【ドイツ語の言い回し】Von nichts kommt nichts.

みなさん、こんにちは。

今回は「当たり前すぎたから、あえて取り上げていなかった」ドイツ語の言い回しをご紹介します。
それは・・・Von nichts kommt nichts!

という言い回しです。

Nichtsとは「無」つまりは「ゼロ」の意味です。

したがって、これを日本語に直訳すると・・・・

「ゼロから生まれるものはゼロである」

です。

数字で書くと、更にリアルですね。→「0から生まれるものは0である」

つまりは「努力や準備を何もしないと、結果や成果も得られない」ということです。

世の中には「少しの努力で大きな成果を出す」人もいるわけですが、それは抜きんでた才能を持つ一部の人、つまりは天才に限ったことです。

私のような凡人はやはり努力しないと結果は出せません・・・

近年は「効率の良さ」が謳われており、昭和の時代のように「努力、努力」と努力だけを重んじる風潮は薄れてきてはいるものの・・・・努力が「ゼロ」ではやはりあまり結果は期待できないことでしょう。

あ、1%でも努力をすれば、ちょっとは期待できるかもしれません(笑)

ひろゆきさんの本で「1%の努力」というのがありましたね。私もこの本を読みました。読んでいてスカッとするし参考にもなりますが、ひろゆきさんが凡人かと聞かれると・・・やはりそうではないと思うのです。非常に行動力があり、これは一般の人が真似をしようとして、果たしてできるものなのか・・・?という疑問も残ります。というわけで、ひろゆきさん以外の皆さん&私はやっぱり1%の努力ではなく、もっと沢山の努力をしたほうが良いと思います(笑)それにしても「1%の努力」という本のタイトルは『キャッチー』で良いですね。

話をもとに戻すと・・・

ドイツ語の【言い回し】Von nichts kommt nichts.(和訳「ゼロから生まれるものはゼロである」「0から生まれるものは0である」)ですが、考えてみると日本語にも「まかぬ種は生えぬ」という諺がありますね。

ところで「努力」というと、なんだかプレッシャーに感じるかもしれませんが、日々の小さな習慣から始めるのが一番。勉強もダイエットも、まずは始めてみる。そう、スタートしないと、何も始まりませんからね。

結果という大きな目標にとらわれ過ぎると、なかなか「いま」ヤル気が出ない・・・という人もいそうです。あまり先を見ずに、まずは「今日一日でできること」をやるほうが前に進める気がします。私も今から、外で「縄跳び」をしてきます!

サンドラ・ヘフェリン

著者紹介

サンドラ・ヘフェリン

ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴19年、著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ) 、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: ヒラマツオ/KADOKAWA)、「『小顔』ってニホンではホメ言葉なんだ!?~ドイツ人が驚く日本の「日常」~」(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: 流水りんこ/KKベストセラーズ)」など計11冊。自身が日独ハーフであることから、≪ハーフはナニジン?≫、≪ハーフとバイリンガル教育≫、≪ハーフと日本のいじめ問題≫など「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。ホームページ 「ハーフを考えよう!」 を運営。趣味は時事トピックについてディベートすること、カラオケ、散歩。

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