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ユーロバイク2025

ユーロバイクとは

ユーロバイク2025 自転車メッセに行ってきました。

10年以上自転車趣味を続けていますが、このメッセにはまだ行ったことがなく今回が初めてです。

ユーロバイク(EUROBIKE)は、世界最大級の自転車業界の国際見本市であり、現在はドイツ・フランクフルトで開催されています。1991年にスタートしたユーロバイクは長らくフリードリヒスハーフェンで開催されていましたが、2022年からはよりアクセス性が高く、国際的な交通とドイツ経済の要所であるフランクフルトへと会場を移しました。

フランクフルト開催のユーロバイクは、その名前の通りフランクフルトのメッセで行われ、世界中の自転車メーカー、パーツ、自転車に関する企業などが一堂に会します。出展内容は従来のロードバイクやマウンテンバイクに加え、今回は電動自転車関係の展示が目立っていました

特に今回感じたのはアジア企業の多さで、体感ですが、出展ブースの半分以上はアジアの企業でした。

ドイツがんばれよ!

また、会期中には来場者が実際に最新モデルに試乗できる「テストトラック」や、デモンストレーションエリアなどで行われるBMXのショーの企画も充実しており、一般の自転車ファンにとっても魅力的なイベントです。

ビジネスと一般公開の両面を持つユーロバイクは、フランクフルトという国際都市の利点を活かしながら、サイクリングとモビリティの未来を形作るキープレーヤーとして進化を続けています。

入場について

ユーロバイク(EUROBIKE)2025年の一般チケットの価格については以下のようになっています。

Festival Days(一般来場者・週末など)の入場料

種類オンライン購入 / 窓口価格補足情報
1 日券(一般)€16
1 日券 with RMV(公共交通機関付き)€20(オンラインのみ) 
ファミリー / グループチケット家族向け・複数人用の価格設定あり:例:1日ファミリーチケット €39 / €50 
割引料金(Reduced)€17 
2 日券窓口のみ:約 €31 

割引・無料対象

  • Festival Days における割引対象:子ども(5歳以下無料)、6〜12歳、学生、年金受給者、障害のある人など。身分証明書が必要。  

公共交通機関付きのチケットがお得なので前日に購入しました。

食事や飲み物は会場内で買うこともできますが、結構割高に設定されているので、会場近くで好きなものを買っていくのがいいですね。

入場ゲートには一応セキュリティがありますが、そんなにガチガチでもないような感じなので、飲み物を持ち込んでもよさそうでした。

会場内のブースやイベント

とても広い会場なので受付で地図をもらって近くからサッと見ていきます。

まずはアルミの削り出しパーツ。

カラーリングもこだわってるのが見えて、こういうのは男心をくすぐられます。

みんなパーツにはあまり興味がないのかここに止まってる人はあまりいませんでした。

これでもか!というくらいに折り畳まれた自転車で、某B社の折り畳み自転車くらい小さく折りたたまれています。

小さい車輪はちょっとした段差で躓きやすくなるので怖くて乗りませんが、飛行機にも乗せれるので旅行先に持って行くと行動範囲が広がって楽しくなるかなーと感じました。

もはや自転車ではない見た目をしていますが一応電動自転車って言ってました。

32インチのマウンテンバイク用カーボンホイール。

マウンテンバイクでは最近は29インチのホイールが主流になっていますが、それも出始めは懐疑的な目で見られていました。

アルミで作るととても重くなりそうですが、カーボン技術の進歩で32インチでも思ったより重くなかったです。

屋外ではBMXショーやロードバイクのレースが行われていました。

BMXの方は自転車持っていくと出られそうな感じでした。

ロードバイクの方はわかりませんが、さすがドイツ人、チームユニフォームではなかったので、プロではない一般のライダーだと思うのですが、スタートからすごいスピードで走っていくのでレースとか勝負事になるとドイツ人はちょっと怖いくらいマジで来ます。

こんな感じで自転車好きにとっては一度は行ってみたいイベントになっていて、新しい商品や技術を見ることが好きな人や、実際に試乗したり、体験したりも出来るので、そこまで自転車に興味がない方でもこれを機に少しでも自転車に興味を持ってもらえるようになりそうなメッセになっていました。

ここ5年くらいでドイツは電動自転車に乗ってる人が爆発的に増えています。

コロナウィルスの流行が原因でもあると思いますが、環境問題に敏感な人、スポーツが好きな人が多いドイツにはすごく合ってるのかなと思っています。

また会社で自転車をリースして、実質安く自転車を購入できる制度の充実、自転車道の整備、特に車のドライバーの自転車への理解(ドライバーも趣味で乗ってるから)もあるので自転車を始めやすい環境でもあります。

補助的な足ではなく、環境、金銭面、健康面、主要な交通手段として捉える傾向があり、制度的なメリットも大きいので自転車大国と呼ばれるのかなと思っています。

著者紹介

淵 貴広

フランクフルト近郊在住。ドイツ歴15年、ドイツで調理師のAusbiuldungをする。 趣味でロードバイクを始めるも物足りなくなりダウンヒルを始める。 かなり自由な性格なので趣味の自転車は性に合っていて、ロードバイクに乗ってもオフロードに行く変態なんです。 YouTubeやウェブサイトも運営しています。 ブログ https://www.worldcycling1.com/ Youtube https://www.youtube.com/channel/UCvFiud7CSm5WiaMnmSxNOTw

Blog : https://www.worldcycling1.com/

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