【今週のドイツ語】Wer ernten will, muss säen.
Wer ernten will, muss säen.
ヴェア・エアンテン・ヴィル、ムス・ゼーエン
ernten = 収穫する
säen = 種をまく
wer … will, muss … = 「〜したいなら、〜しなければならない」
直訳すれば「収穫したい人は、種をまかなければならない」。
つまり、結果を得たいなら、まず行動を起こしなさい、という教えです。
日本語で言うところの「蒔かぬ種は生えぬ」でしょうか。
このことわざのルーツは、農業が生活の中心だった時代にあります。
作物を収穫するには、まず種をまき、世話をし、天候を待ち、忍耐強く育てなければなりません。
「何もしなければ、何も実らない」という、自然の摂理から生まれた表現ですね。
夢や目標、仕事、学びなど、「結果を望むなら、まず最初の一歩を踏み出す勇気が必要」というメッセージとして使われています。
Wer ernten will, muss säen – das gilt auch im Büro.
(収穫したければ種をまけ——これは職場でも同じことだね。)
Nichts kommt von selbst. Wer ernten will, muss säen.
(何もしなければ、何も始まらない。収穫したければ種をまけ。)
Wer ernten will, muss säen – also los geht’s!
(結果を出したいなら、さあ始めよう!)
ことわざとしてはシンプルで覚えやすく、他の動詞に置き換えて応用できます。
たとえば:
Wer gewinnen will, muss trainieren.
(勝ちたければ、練習しなければならない。)
結果を望むなら、まずは自分の手で「種」をまくこと。
未来は、今日の小さな行動から始まります。
努力の種がいつか大きな実りになることを信じて、今できることを一粒ずつまいていきたいですね。
