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ブレーメンのクリスマスマーケット★音楽隊と名物ソーセージを探す旅

クリスマスマーケットめぐりレポート・第4弾は音楽隊で有名なブレーメン。世界遺産の市庁舎周辺で開かれるマーケットは可愛さ満点でまさにメルヘンの世界!珍しい郷土料理や可愛い必見スポットも紹介します。

世界遺産!市庁舎広場のクリスマスマーケット

ブレーメン市庁舎前のクリスマスマーケットはメルヘンの世界!

市庁舎が建つマルクト広場で開かれるクリスマスマーケットは、「ドイツでもっとも素晴らしいクリスマスマーケット」のひとつとされるほど美しく、まるでおとぎの国のワンダーランドのよう。広場の周りには瀟洒な商人ギルド会館が立ち並び、かつてハンザ同盟都市として栄えたブレーメンの歴史が感じられます。

広場を見守るように立つローラント像は、第二次世界大戦時にも市民が戦火から守りぬいたという、ブレーメンの誇りであり象徴的な存在。壮麗な市庁舎とセットで2004年に世界遺産に登録されています。

1404年に建立されたローラント像は自由都市ブレーメンの象徴

市庁舎をぐるりと囲む屋台の数は170以上もあり見ごたえたっぷり。市庁舎の前の広場には回転木馬やクリスマスツリー、クリスマス飾りの屋台が並び、古き良き伝統的なクリスマスマーケットの雰囲気に満ちています。

市庁舎の後ろ側の広場には、食べ物やグリューワインなどグルメ系の屋台が充実していて、昼も夜も地元の人や観光客で大賑わい。あちこちからおいしそうな匂いが漂ってきて、何を食べようか迷ってしまいます。

ブレーメンの音楽隊を探そう

市庁舎の横に立つブレーメンの音楽隊像。ロバの足にさわると幸運が訪れるそうで金ピカです

ブレーメンと聞いたら、きっと多くの人が、グリム童話『ブレーメンの音楽隊』を思い浮かべますよね。童話の中では、音楽隊はブレーメンにたどり着くことなく終わっていますが、現在はブレーメンのシンボルとして活躍中。街のあちこちにいる音楽隊の姿を探して歩くのもブレーメンの楽しみのひとつです。クリスマスマーケットでも出会えますよ!

本を読むブレーメンの音楽隊。市議会の建物の前にいます

屋台の上にも音楽隊を発見!

グリューワインのカップにも。ハート形のカップが可愛い!

ブレーメンの人気エリア1 ベトヒャー通り

レンガ建築が並ぶベトヒャー通り。マイセン磁器の鐘も必見

ブレーメンの旧市街には、絶対に見逃せない可愛いエリアがふたつあります。ひとつ目は、市庁舎広場のすぐそばにあるベトヒャー通り。

「秘密の通り」ともいわれるこの通りは、1920年代にコーヒー商人として成功したロゼリウスが、中世の街並みを再現しようと造らせたもの。レンガ造りの建物が並ぶ100mほどの小路には、美術館やギャラリー、ショップやレストラン等が集まっていておしゃれな雰囲気です。

ベトヒャーとは樽屋のことで、その昔、港とマルクトを結ぶこの通りには、食料を運搬したり保存するための樽を作る職人が集まっていたそうです。

ブレーメンの人気エリア2 シュノーア地区

可愛い!がいっぱいのシュノーア地区は路地歩きが楽しい

ベトヒャー通りと並ぶもうひとつの人気エリアが、ブレーメンに残る最古の住宅街、シュノーア地区。シュノーアとはロープを意味する方言シュヌーアのことで、かつてこの辺りに住んでいた船乗りのロープが由来とも、家々が紐のように繋がっているから名付けられたとも言われています。

迷路のように入り組んだ石畳の路地に、木組みの家や職人さんのアトリエ、ショップやカフェなどがひしめきあって、まるで絵本の世界に迷い込んだかのような可愛いらしさ。雑貨屋さんでは、お土産にぴったりな音楽隊グッズもみつかりますよ。

「ブレーメン歴史館」では、中世時代の人々に扮した俳優さんたちが、3世紀にわたるブレーメンの歴史をユーモアたっぷりに語ってくれます。ここで、昔ながらのブレーメンのコーヒーをいただきました。

ブレーメン名物の珍しいソーセージ

北ドイツで親しまれているグリュンコールとピンケルソーセージの煮込み

じつは名物グルメが充実しているブレーメン。しかも一風変わったものが多いんです。

代表的な郷土料理のひとつが「グリュンコール&ピンケル(Grünkohl und Pinkel)」。グリュンコールは、日本ではケールとして知られる栄養価の高い野菜で、ドイツでは冬に出回ります。

ピンケルはオーツ麦が入ったソーセージ。ピンケルとグリュンコールの煮込み料理は、栄養もボリュームも満点で冬にぴったり。ブレーメンをはじめとする北ドイツで親しまれているので、みつけたらぜひお試しください。

麦入りソーセージ、クニップ。ポテトやりんごのコンポートが付け合わせの定番

もうひとつが「ブレーマークニップ(Bremer Knipp)」と呼ばれる料理。見た目はハンバーグのようですが、これもソーセージの1種なんです。メニューの説明によれば、ひき肉とオーツ麦等の挽き割り麦をミンチ状にしてカリッと焼き上げたもの、らしいのですが、じつは今回初めて食べて謎が残りまして……カリッというよりも、外側はカチカチに硬く、中心の部分だけいただくことができました。もともとこういう料理なのか、それともたまたま硬すぎ(焼きすぎ?)たのか?

珍しい料理なので知っている人になかなか出会えず、いまだ謎のまま。とても気になるので、SNSで情報提供を呼び掛けてみようかと思っています。食べたことあるよ!という方はぜひ情報をお寄せくださったら嬉しいです。

さて、今年も2か月が過ぎました。
ブレーメンの公式サイトでは、早くも次のクリスマスマーケットの日程が掲載されています。

2026年の開催期間は11月23日から12月23日まで。

あと9か月弱なんてあっという間ですよね。準備万端整えてまいりましょう!

著者紹介

坪井由美子

日本では「食」に関する仕事に従事。商品開発やリサーチ、テレビ・ラジオへの情報提供及び出演、執筆などに携わる。テレビ東京『テレビチャンピオン・甘味王選手権』で3度優勝するなど食いしん坊ぶりを発揮。2003年よりドイツに拠点を移しフリーライターとして活動。近年は世界各地でプチ移住や留学を体験しながら旅や食文化、最新トレンドなどリアルな情報を新聞、雑誌、ウェブメディア、ラジオ等で発信。 総合情報サイト「オールアバウト」ドイツガイド担当 / ドイツ発フリーペーパー「ドイツ・ニュースダイジェスト」で『食いしん坊のための簡単おいしいレシピ 』連載中/2020年秋『在欧手抜き料理帖』(まほろば社)出版

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