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スイーツ好き必見!お菓子の街ブレーメンで食べたい&買いたいお土産

グリム童話『ブレーメンの音楽隊』で有名なブレーメンは、知る人ぞ知るお菓子の宝庫。種類豊富なブレーメン銘菓と、美味しいお土産がみつかるスポットをご紹介します。

ブレーメンはお菓子の街

前回の記事ではブレーメンの珍しい郷土料理をご紹介しましたが、この街には名物お菓子もたくさん。ドイツのなかでも、これほど銘菓が豊富な街はなかなかないと思います。

古くからハンザ都市として栄え港湾貿易が盛んだったブレーメンでは、当時貴重な材料が手に入りやすかったことや、ヨーロッパでも有数のコーヒーと紅茶の輸入港ということから、ティータイムに楽しむお菓子がたくさん生まれ、親しまれてきました。

今回は「ブレーマー〇〇」と名付けられた銘菓を一挙ご紹介します。日持ちがするのでお土産にもぴったりですよ。

名物お菓子1 ブレーマー・クラベン(Bremer Klaben)

レーズンがぎっしりつまったブレーマー・クラベン

ブレーマー・クラベンは、ドライフルーツとバターをたっぷり使ったフルーツケーキ。材料も見た目もシュトレンに似ていますが、よりレーズンの密度が高く、しっとりしています。四角い型に入れて焼き上げられ、小さいサイズもあるので、お土産にもぴったりです。歴史は古く、初めて言及された文書は1593年のもの。2009年には欧州連合の「保護地理的表示(PGI)」に登録され、ブレーメンで生産されたものだけが本物の「ブレーマー・クラベン」を名乗ることができます。

名物お菓子2 ブレーマー・バッベラー(Bremer Babbeler)

世界最長ののど飴、ブレーマー・バッベラー

「世界最長の咳止めキャンディ」と言われるブレマー・バッベラーは、ペパーミント風味の細長いキャンディ。歴史は1886年に遡り、菓子職人のアルベルト・フリードリヒ・ブルンスが作ったのが始まりとされています。

低地ドイツ語方言で「口」を意味する「バッベラー」という名前の由来には諸説あり、おしゃべりが止まるほど長く味わえるという説や、舐めて唾液まみれになったキャンディの質感に由来するという説もあります。

現在も代々受け継がれてきたレシピでブレーメンのみで生産されていて、カフェやキオスクのほか、薬局でも販売されています。

名物お菓子3 ブレーマー・カフェーブロート(Bremer Kaffeebrot)

ラスクのようなブレーマー・カフェーブロート

ブレーマー・カフェーブロートは、薄くスライスした白パンに砂糖とバター、シナモンを縫って焼き上げた、ラスクのようなお菓子。「コーヒーパン」という名前の通り、コーヒーと相性がよく、コーヒーに浸して食べるのが伝統です。コーヒー貿易で栄えたブレーメンらしいスイーツですね。

名物お菓子4 ブレーマー・クルーテン(Bremer Kluten)

ブレーマー・クルーテンはチョコミント好きにおすすめ

角砂糖を2つくっつけたような形のブレーマー・クルーテン。ペパーミントフォンダンでできていて、半分はダークチョコレートでコーティングされています。19世紀から伝わるブレーメン銘菓で、地元ではお茶請けとして人気。チョコミント味は今では定番ですが、ずいぶん古くから親しまれていたのですね。

ブレーメンのおいしいお土産が買えるお店

ベトヒャー通りで人気のキャンディ屋さん

ブレーメンで一番大きなショッピング街は、市庁舎があるマルクト広場周辺。デパートやスーパーでもお土産は買えますが、ブレーメンらしい名物グルメを探すなら、中世が再現されたベトヒャー通りにある手作りキャンディ屋さんのボンボンや、市庁舎の向かいにある有名なチョコレートメーカー「ハシェ(HACHEZ)」本店の、ブレーメンの音楽隊が描かれたパッケージのお菓子はいかがでしょう。

ブレーメンの美味しいお土産が勢揃いのショップ

お土産のまとめ買いなら、市庁舎と聖ペトリ大聖堂の近くにある大規模なショップ「シュタットワーゲ(Stadtwaage)」もおすすめです。ブレーメンと周辺の名物グルメのほか、エコバッグなどおしゃれな雑貨も充実していて欲しいものがいっぱい。隣接するフードマーケットホール「マルクトハレ・アハト(Markthalle Acht)」では、サステナブルな食材を使った多国籍な屋台が集まっていて、ひとりごはんにも便利です。

シュノーア地区のコンディトライに並ぶお菓子いろいろ

可愛い街並みが人気のエリア、シュノーア地区のコンディトライでは、シュノーアの名を冠したお菓子が豊富に揃っています。ビスキュイ、レモンクリーム、アプリコットコンフィチュールをチョコレートでコーティングした「シュノーアプフラスター(Schnoorpflaster)」や、クッキー生地とプラリネクリームをチョコレートでコーティングした「シュノーアターラー(Schnoortaler)」、ビスキュイ、クリーム、クランベリーコンフィチュールを包んだチョコレート「シュノーアデッヒャー(Schnoordächer)」、メレンゲとヘーゼルナッツクリームをミルクチョコレートで包んだ「シュノーアクラー(Schnoorkuller)」など、お菓子好きにはたまらないラインナップです。

ブレーメンはベルリンやミュンヘンほどの大都市でないにもかかわらず、名物料理や銘菓が盛りだくさんの街なので、食いしんぼうやお菓子好きの方にはとくにおすすめです。
美しい旧市街をのんびり散策しながら、食べ歩きやショッピングを楽しんでください。

著者紹介

坪井由美子

日本では「食」に関する仕事に従事。商品開発やリサーチ、テレビ・ラジオへの情報提供及び出演、執筆などに携わる。テレビ東京『テレビチャンピオン・甘味王選手権』で3度優勝するなど食いしん坊ぶりを発揮。2003年よりドイツに拠点を移しフリーライターとして活動。近年は世界各地でプチ移住や留学を体験しながら旅や食文化、最新トレンドなどリアルな情報を新聞、雑誌、ウェブメディア、ラジオ等で発信。 総合情報サイト「オールアバウト」ドイツガイド担当 / ドイツ発フリーペーパー「ドイツ・ニュースダイジェスト」で『食いしん坊のための簡単おいしいレシピ 』連載中/2020年秋『在欧手抜き料理帖』(まほろば社)出版

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