ドイツ的朝活のすすめ②カフェの朝食を楽しもう!
豪華でバラエティ豊富なドイツの朝食。ホテルのビュッフェ事情に続いて今回はカフェの朝ごはんを紹介します。近年は朝食やブランチ専門のおしゃれなカフェが増えて大人気。ドイツならではの朝食文化を楽しみましょう!
カフェの朝食セットが人気

ドイツの人たちはカフェの朝食が大好き。
とくに週末になると、お気に入りのカフェに出かけてのんびりと朝食やブランチを楽しむ人たちがたくさんいます。
ドイツでは多くのカフェでモーニングメニューを提供していて、多いところでは10種類以上もの選択肢があることも。
パンとバター&ジャム、シリアルなどのシンプルなセットから、チーズやハム、卵料理、フルーツなどを美しく盛りつけたプレート、フランス風にアメリカ風、中東風、ベジタリアンメニューにパンケーキなどなどバラエティに富んでいて、好みやおなかのすき具合で選ぶことができます。
週末はブランチ・ビュッフェを提供しているカフェもあり、なかにはホテル並みの豪華なバイキングを楽しめるお店もあり人気を集めています。
ドイツの朝食のドリンク ビールやゼクトも!?

ドイツでは圧倒的にコーヒー党が多く、朝食にもコーヒーは欠かせません。
フィルターコーヒーやカプチーノのほか、よく飲まれているのがミルクフォームがこんもりのったラテマキアート。
大きなグラスで飲むこのミルクコーヒー、ほかの国ではあまり見かけないのですが、ドイツではなぜか大人気なんです。
最近では自家焙煎のハンドドリップやフラットホワイトといったこだわり系コーヒーも人気です。
朝からアルコールをいただくのもドイツならではかもしれません。
ミュンヘンを中心としたバイエルン地方で親しまれている朝食といえば、白ビール(ヴァイスビア)、白ソーセージ(ヴァイスヴルスト)、プレッツェル(ブレーツェル)の3点セット。
ビアーホールやレストランのほか、カフェでいただけるところもありますが、白ソーセージは伝統的に12時までの提供とされているのでご注意を。
週末ビュッフェを提供しているカフェでは、ゼクト(スパークリングワイン)やカクテルなどのアルコール類がサービスされることも。
休日に「ゼクト・フリューシュトゥック(ゼクトの朝食)」を楽しむのもドイツの朝食文化のひとつ。
とても興味深いですね。
朝食・ブランチ専門カフェが増加中

近年人気を集めているのが、朝ごはんやブランチメニューを中心に提供するカフェ。
とくにベルリンなどの大都市ではおしゃれな朝食カフェが増えていて、人気店は予約しないと入れなかったり、待ち時間が長いこともしばしば。
いまやベルリンを訪れる旅行者の間では、カフェが観光のハイライトのひとつとなっているほどです。
ドイツ旅行中に絶対行きたいカフェがある人は、できれば予約しておくといいでしょう。
ドイツの朝食メニューは比較的提供時間が長く、夕方までオーダーできるお店も少なくありません。
朝食専門店では終日朝食メニューが食べられるので、ちょっと時間をずらしてランチや午後に行ってみるのもいいかもしれませんね。
人気の朝食メニュー
近年は国外からの移住者や旅行者の増加にともない、ドイツの伝統的な朝食セットにくわえて、世界各国の食文化を取りいれたインターナショナルなメニューも増えてきました。
人気メニューの一例を紹介します。
★ドイツっぽい朝食プレート
数種類のパンとチーズ、ハム、フルーツなどを盛り合わせた豪華なモーニングセット。

★パンケーキ
バターミルクを使ったもっちりふわふわの生地が特徴のドイツ風パンケーキ。
フルーツや生クリームてんこもりで気分が上がります。

★アボカドとポーチドエッグ
おしゃれなカフェに高確率であるのがアボカド、そしてエッグズベネディクトなどのポーチドエッグのメニュー。

★シャクシューカ
中近東や北アフリカで親しまれているシャクシューカ(野菜とトマトソースを煮込み卵を落とした料理)も近年のトレンドのひとつ。
★世界の朝食を提供するカフェ
ベルリンでは数年前に世界各国の朝食を提供する24時間営業のカフェが登場して話題を集めました。
現在は移転して夜までの営業となっていますが、相変わらず大人気です。
ベイクドビーンズとベーコンが付く英国風、フランス、アジア、イスラエル風など世界の朝食が勢ぞろい。
自家製パンやカクテルのサービスも好評です。

「ドイツ的朝活のすすめ・カフェ編」いかがでしたでしょうか。
カフェでのんびりする時間がない時は、パン屋さんに併設されたイートインスペースで、焼き立てのパンとコーヒーをいただくだけでも豊かな時間が過ごせると思います。
ホテルで、カフェで、パン屋さんで。
ドイツの朝食文化をぜひ味わってみてくださいね。
