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冬の前に焦って自転車に乗ってきた話

ドイツのニアシュタイン

厄年なのか最近立て続けに色々起こっています。


10月は足の裏にどこからか拾って来たのかウィルス性のイボが発生して、歩いたり自転車のペダルを踏むたびに激痛が走るので、自転車に乗れない日が続いていました。

自転車を車に積んでのプチ遠征で、風呂トイレ供用の安宿に宿泊することが多かったので、心当たりがありすぎて、この苛立ちの矛先がどこにも向かっていません。

検索すると出るわ出るは不安を加速させるような記事が!足イボの知識がどんどん増えていきます。
イボの成長の記録のために写真を撮ってた私の足の写真はグロいので載せませんが、普通は見ても何も楽しくない似たような他人の画像を食い入るように自由研究していました。

ちょっとした講義ができるくらいの知識が溜まった後、かかりつけ医に行って皮膚科に紹介状をもらって電話したのですが、次の予約は来年の1月になると。
今10月なのに来年の1月だと。。。?
皮膚科は予約が取れないのはドイツでは有名な話なので、一応1月の予約は抑えたままPodologie(足病院)に電話してみるとすぐに来ていいとのこと。
すぐに来年の皮膚科はキャンセル。


後日足病院に行くと、「もう皮膚が硬くなって治りかけてるので古い皮膚を切り取ります」と
初めは小さな魚の目みたいな感じだったのがドンドン大きくなってて結構な大きさと皮膚の厚さだったので「痛いだろ???」と内心かなり焦ったのが顔に出たのか「大丈夫ですよ」と言っていただけたのでおまかせしました。
施術はすぐに終わって痛みも全くなく、帰りは嘘のように痛みも消えて、マイケルジャクソン並の片足ターンをしても何回も回れそうなくらいで、あれだけ不安だったのはなんだったんだろうと思いました。

生きてれば不安なことは何度も起こりますが、あまり深く考えずに生活するのがいいですよね。

足のイボも初めてのことだったので、人って知らないことが起こると余計不安を感じるものです。

余談ですが、お年寄りが『大丈夫大丈夫』って言うのも大体のことは経験済だからでしょう。

自転車に乗る!

足もすっかり良くなったので、冬が来る前に早速自転車に乗ってきました。

週末は私の仕事の都合であまり一緒に乗れない自転車仲間と予定が合ったので、フランクフルト近郊の街、マインツから少し南に行ったところにあるワインの村Niersteinまで100kmほどサイクリング。

Niersteinはライン川沿いにある小さな町で、酸味が豊富なリースリングワインが有名です。

街中に行くと、ワイナリーがたくさん並んでいて、街並みも古く、近くの大きめの街のマインツからも電車で乗り換えなしで30分ほどでアクセスできるのでワイン好きは一度行ってみたい場所です。

川沿いも綺麗なので、天気がいい日は散歩したりライン川沿いをサイクリングしたりする人も多いです。

トトロ道 ドイツ

ジブリのトトロののワンシーンのような道を抜けた後に、写真はありませんが丸い体系のメガネをかけて、グレーのダウンジャケットを着たおじさんが散歩してたので、私の頭の中はあのメロディが止まらなくなりました。

私は元気です。

既に九月には収穫が終わったワイン畑が現れたところで景色もいいので休憩です。

休憩後に少しだけ進むとライン川が綺麗に見える場所があったのでここでも記念撮影

Niersteinの街が見えますね。

私は午後から友人の誕生日会に行く予定があるのでここで抜けます。

誕生日だと勝手に勘違いしてプレゼントまで用意したのですが、実はただの食事をするだけだったと言うオチはありますが。

誕生日でもないのにドアを開けたら『誕生日おめでとう!』ってニコニコ顔でプレゼント渡されるのってどんな気分なんでしょうね。

帰りはNiersteinから渡し船に乗って30kmほどで自宅に到着です。

自転車の場合の船賃は2ユーロでした。

ライン川は景観を乱さないように橋を作るのは大きな街、例えばマインツやマンハイムだけで、他は全てこのような船で対岸まで移動します。

5分ほどで終わる距離をひたすら往復してる船なので、待ち時間も気になりません。

帰りは頭から離れなくなったあのメロディと一緒に1人サイクリングでした。

次はマウンテンバイクにも乗る

天気がいい日が続くので、マウンテンバイクに乗るか迷ったのですが、乗るか乗らないか迷ったら乗る!

という自分ルールがあるのでいつものコースを乗ってきました。

遠くに見えるビル群がフランクフルト。

雲で蓋をしたように見えてなかなか面白い写真が撮れたと思っています。

手前の木が切られてるのは、虫の発生か木の病気の拡大を防ぐためだと聞いたことがあります。

一見管理されてないように見えますが、この時期になると重機で森のメンテナンスをしてるのを見るので、森の中は結構整備されていて綺麗です。

前回は来た時にはこんなに落ち葉はなかったので、こんな風景を見ると冬だなーと毎年感じますね。

落ち葉で凹凸が見えないので、いつこのコースですが慎重に車輪を進めていきます。

今日は1人で乗ってるので、適当な場所で適当に止まっておやつを食べながら好きな道を走ります。

平日で天気も微妙なのもあって全くと言っていいほど人がいないので、歌いながら乗ってると、ハイカーとすれ違って恥ずかしさを掻き消すために明るめに挨拶!

これから雪も積もり始めてマウンテンバイクに乗る機会も減ってくるので、今日はいつもより少し長めにライドの時間を取って、自転車をいつもより少し丁寧に洗って帰路につきました。

次は雪の中をマウンテンバイクで乗る記事でも書こうかと思っています。

著者紹介

淵 貴広

フランクフルト近郊在住。ドイツ歴15年、ドイツで調理師のAusbiuldungをする。 趣味でロードバイクを始めるも物足りなくなりダウンヒルを始める。 かなり自由な性格なので趣味の自転車は性に合っていて、ロードバイクに乗ってもオフロードに行く変態なんです。 YouTubeやウェブサイトも運営しています。 ブログ https://www.worldcycling1.com/ Youtube https://www.youtube.com/channel/UCvFiud7CSm5WiaMnmSxNOTw

Blog : https://www.worldcycling1.com/

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