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息子たちも一度はハマった、ドイツの人気絵本定番シリーズ

突然ですが、私は絵本がとても好きです。
ドイツにいた頃も、息子たちを連れてよく図書館に通っていました。

今回は、ドイツの色々な図書館によく通った絵本好きの私が思う、子どもたちが一度は読んだことがあるもしくは誰もが知っている、ドイツで定番の人気絵本シリーズをご紹介します!

Pixibuch (ピクシー絵本)

こちらは、ドイツにいる子どもなら一度は手に取ったことがあるのではないかと思うほど、定番人気シリーズ。

Pixi-Bücher(ピクシー絵本)は、ドイツのハンブルクにあるカールセン出版社が刊行している、子ども向けの絵本・読み聞かせ本のシリーズです。最初のピクシー絵本は1954年4月29日にフランクフルト・ブックフェアで発表され、2024年までに約3000種類以上のタイトルが刊行されています。

1番の特徴は、本のサイズ
10cm × 10cmの正方形と手のひらに乗る大きさで、ページ数も24ページと薄め。
小さくてかさばらないので移動のお供にとっても便利。少し遠出する時や旅行の時は、息子たちには絵本を持って行くならpixiの本から選んでもらっていました。

1冊0,99ユーロとお値段もお手軽。 移動中に駅の本屋などに立ち寄った時に子どもに頼まれるとついつい買ってしまい、いつの間にか結構な量が家にあるという現象が起こりがちです(笑)。

図書館では見たことがなく、本屋さんに行くと大体大きな「森の小人ピクシー」が持っている透明のボールにガサーっと入っています。

pixiのウェブサイトはこちら

Pettersson und Findus (ペットソンとフィンダス)

Pettersson und Findus (ペットソンとフィンダス)は、Sven Nordqvist(スヴェン・ノルドクヴィスト)による子どもむけの絵本シリーズ。 作家はドイツ人ではなくスウェーデンの方ですが、ドイツでもとても有名で、図書館に行くと必ず見かける絵本です。1984年から続くシリーズで、絵本だけでなく、映画、アニメ、劇としても親しまれています。
老人のペットソンと、話す猫のフィンダスがスウェーデンの農場で繰り広げる、心温まる冒険や日常を描いた物語なのですが、フィンダスが小さくてとにかく可愛いのです。


Conni (コニー)

赤い大きなリボンに赤のストライプの服といえば、Conni(コニー)
元気いっぱいでごく普通の女の子コニーの日常や冒険を描いています。

女の子のお話ですが息子たちも2~4歳の頃たくさんのコニーのお話を読みました。特に、コニーがお友達と喧嘩したお話などは、子どもたちも幼稚園に行き始めた頃だったのでとても興味深そうに聞いていました。

ハンブルクのカールセン出版社から30年以上にわたり出版されていて、生みの親はLiane Schneiderさん、元祖イラストを描いていたのはEva Wenzel-Bürgerさんですが、その後シリーズや年代によって複数の方が担当しているようです。

こちらのサイトからコニーのシリーズについて見ることができます。

Leo Lausemaus(レオ・ラウゼマウス)

Leo Lausemaus(レオ・ラウゼマウス)はねずみの小さな男の子のお話。友達のDidi、Tessa、Hugoと一緒に、日常の小さな冒険を経験します。

レオ・ラウゼマウスは特に未就学児の子たちに人気で、「幼稚園に行きたくない」「寝たくない」「ご飯を食べたくない」「負けたくない」「機嫌が悪い」といった子どもたちが一度は思ったことがあるような気持ちのお話も多く、未就学児たちが大共感します(笑)。「Mama geht zur Arbeit」というお話では、いつでも一緒だったママが仕事を見つけ働きに出ることになり、レオはとても悲しみます。でも最後にはママが仕事に出てもずっと愛してくれていると理解するといったような、現代のリアルな家族のお話もあります。

Conniがドイツ生まれなのに対し、Leo Lausemausはイタリアからドイツにやってきたキャラクター。ドイツでLingen Verlagがドイツ語版を出版し、大ヒットしました。

息子たちは特にpixiの本でたくさんのレオ・ラウゼマウスの本を読みました。レオの目がいつもひらがなの「し」もしくはアルファベットの「J」のようにくるんっとなっていて可愛ので見てみてください。

Ritter Rost (リッター・ロスト)

Ritter Rost(リッター・ロスト) は「さびた騎士」という意味で、さびたブリキの騎士が主人公。
騎士・城・ドラゴンなどのファンタジー要素が多いお話です。対象年齢は主に3〜8歳で、どちらかというと男の子が好きなお話かもしれません。

Ritter Rostの面白いところは、全21巻のシリーズで、各本にCDが付属していることです。

お話の途中に楽譜と音楽が書かれていて、それぞれの音楽と一緒に楽しむことができます。かわいいもの好きの次男はハマりませんでしたが、長男はとても好きで当時よく家でRitter Rostの曲を聞いていたので、曲を止めてからも私の頭で一日中再生されていたことがあります(笑)。

作者・イラストレーターは Jörg Hilbert(イェルク・ヒルベルト)さん。ドイツ語圏で最も人気のある児童書作家の一人で、絵本を含め100冊以上の本を出版しています。

Jörg HilbertさんのHPがとっても素敵でした。

Die Schule der magischen Tiere

ドイツでとても人気と話題の「Die Schule der magischen Tiere(コーンフィールド先生とふしぎな動物の学校)」。ドイツの作家Margit Auer(マルギット・アウアー)による2013年に始まった児童書シリーズです。
今までご紹介した絵本はどちらかというと未就学児向けのものでしたが、こちらは小学生に大人気。

舞台は「Wintersteinschule(ヴィンターシュタイン校)」という学校。
不思議なペットショップの店主、モーティマー・モリソンおじさんには、大きなひみつがあります。このお店の動物たちは、みんな言葉を話せるのです。キツネ、カメ、ペンギン、カメレオン……個性豊かな魔法の動物たちは、子どもたちの「最高の友達」になるために待っています。このひみつを知っているのは、モリソンおじさんと、担任のコーンフィールド先生、そして24人のクラスのみんなだけという冒険 × 学園 × 動物ファンタジー。

なんとドイツのほぼすべての小学生が知っているという、国民的な大人気シリーズ。2021年には映画化され、観客動員数170万人を記録。「Die Schule der magischen Tiere (劇場版名:イーダと動物たちの魔法学園)」は同年最も成功したドイツ映画となりました。

7歳の長男はトニーボックス(オーディオプレイヤー)でドイツ語でお話だけ聞いていたようですが、本の話をすると「読んでみたい!」というので買うものリストに入れてみました。

日本語翻訳版はGakkenから出版されていて、日本語タイトルは「コーンフィールド先生とふしぎな動物の学校」。ドイツ語の原作のものと比べるとイラストのテイストがだいぶ違いますね。まだ日本では話題になっていない様子。

ちなみにドイツ語の「Die Schule der magischen Tiere」のイラストは、2024年まではドイツのイラストレーター、Nina Dulleck(ニーナ・デュレック)が本の挿絵を担当(画像左)。2025年からは、アーティスト集団 Die Farbfüchse(ディ・ファルブフュクセ) が挿絵を手がけています(画像右)。

知っているシリーズはありましたか?ご紹介したい絵本はまだまだたくさんあるのですが今回はこの辺で・・・。
もしまだ読んだことがないものがあればお子さんと、またはドイツ語の勉強に読んでみてください。

著者紹介

tomomi

イラストレーター。広島県出身。現在は南ドイツの小さな町在住。ドイツ人夫との結婚を機にドイツ語ゼロの状態で2017年に移住。ドイツで出産を経験し、2歳と4歳の男の子の育児に奮闘中。Instagramではドイツ語での日常会話や、日々の出来事をゆるいイラストと共に紹介しています。

Instagram : https://www.instagram.com/tomomi.ger/

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