製造業、デジタル化、AI、脱炭素──ドイツのいまを体験
今回は、世界各国からジャーナリストやメディア関係者、アナリスト、教授などが参加したドイツ外務省招聘ツアーについて、日本から参加された方の体験記を公開いたします。ぜひご覧ください。↓
4月18日から4月29日に海外出張でドイツに行ってきました!
実は海外出張もドイツも、そして一人で海外に行くのも初めて。あまり時間がない中で荷造りし日本を旅立ちました。ドイツ外務省が招へいするツアーに1週間参加しました。
参加者は日本や韓国、台湾だけでなくブルネイ、キルギス、バングラデシュ、ナイジェリア、アルミニアなど日本人には聞きなじみのない国々からも。世界16か国からそれぞれジャーナリストや大学教授、アナリストなどが集まりました。
ベルリンに到着したのは19日の朝方。ホテルに向かうとすでに到着している参加者たちが集まり始め挨拶を交わします。皆それぞれお互いのキャリアや生活について話しました。

お昼、何人かの参加者たちと川辺の道をてくてく歩いて到着したのは伝統的なドイツ料理が食べられるEphraims。
ちょうど旬だった春の風物詩ホワイトアスパラガスを発見したため、おいしいビールと一緒に流し込みます。今日は日曜日、まだ仕事は始まっていないので大丈夫です。
この日は夜もWelcome Partyが開催されました。お昼に会えなかった参加者とも挨拶。お酒も入って打ち解けるのは早かったです。
ドイツの研究機関であるフラウンホーファーに足を運びました。同機関は実用化を目的とした応用研究に強みを持ちます。ITや材料、医療、エネルギーといった幅広い分野を研究しており、ベルリン拠点では60のスタートアップが独立したのだそうです。

写真はロボットによる精密な仕上げ加工の様子。日の光がたくさん入る開放的な部屋で各々が研究や実証を進めていました。
ドイツの東部に位置するドレスデンも訪れました。
ザクセン州の官邸やパワー半導体を手掛けるインフィニオンテクノロジーズでシリコン・ザクソニーにおけるエコシステム、同社が取り組む研究開発、地域戦略などを学びました。
インフィニオンは脱炭素化とデジタル化を大きな柱としています。特にデジタル化では、人工知能(AI)による画像検査や予知保全などで製造の自動化を図っているほか、既存の製品に機能を追加することで顧客がAIを使えるようにしているそうです。

ドレスデン旧市街地の写真です。奥に見えるのがフラウエン教会です。
この日はとても寒く風も強い日でしたが、子どもたちがアイスクリームを食べながら走り回っていて「子どもは世界中どこでも元気なんだなあ」と思いました。あまりゆっくりする時間はありませんでしたが、川も近くとても気持ちの良い日でした。

ドイツでは参加者2人の誕生日を祝うことになりました。
上記の写真はそのうちの1人を祝った際に食べた夕食です。
日中はツアーの主催者が選んでくれた場所で食事をするのですが、夕食は自由。
この日は8人ほどで連れ立って、ツアー後の21時頃からドイツのレストランに向かいました。
遅い時間なのにもかかわらず、レストランは大盛況。店員さんがビールを両手に何十杯も持って歩く姿を見ることができました。
全く違う国々から集まった参加者たちですが、ツアー後の交流で距離が縮まりました。
帰国してからもお互いの仕事で関わり合うこともでき、人脈が広がるきっかけになりました。

ツアーと同時期に開催されていた産業機器見本市ハノーバーメッセ2026にも足を運びました。
「産業用AI」や「自動化とデジタル化」といったメインテーマに加えて、今年は初めて防衛エリアが設置されました。
また、工作機械やロボットがAIで自律的に動く「フィジカルAI」など、製造業がまさに今変化している様子を間近で見ることができました。
非常に敷地が広く会場間をバスで移動しました!
各ブース30分ほどを10ブースほど見て回ったので皆へとへとになりました。高速列車でベルリン市内まで帰ったのもとてもいい思い出です。
ツアーは約1週間とあっという間でしたが、世界中から集まった参加者たちと互いの国の文化や歴史、政治、経済などの現在地や課題を語り合ったほか、ドイツの「いま」を肌で感じることができたいい経験となりました!
ドイツ語を全く話せない私ですが、お会いしたドイツ人のみなさんは心優しい人が多くとても楽しく穏やかな時間を過ごせました。
プライベートでもまた1人で旅してみたいと思います!