HOME/ドイツ語講座/【今週のドイツ語】Was lange währt, wird endlich gut
ドイツ語講座 今週のドイツ語 - Wort der Woche-

【今週のドイツ語】Was lange währt, wird endlich gut

ヴァス・ランゲ・ヴェート・ヴィルト・エントリヒ・グート

直訳すると、
「長く続いたものは、ついにはよいものになる」。

なかなか終わらない仕事。いつまでたっても完成しない計画。待てど暮らせど実りがないと思われること…。
「いったい、いつになったらできるの?」と思っていたものが、ようやく完成したときに使えるのが、このことわざです。

「時間はかかったけれど、最後にはうまくいったね」という感じで、ちょっとほっとしたニュアンスがある言い回しですね。

ドイツ語の währen は「続く、(時間が)かかる」という意味。
lange währen(長く続く) が、lange währt と変化しています。

そして endlich は「ついに、ようやく」。
つまり、「長い時間がかかったけれど、とうとう!」というわけです。

たとえば、何年もかけて家を建てて、ようやく完成したとき。
Was lange währt, wird endlich gut!
「時間はかかったけど、やっと完成したね!」なんて言うことができます。

日本語の「急がば回れ」や「待てば海路の日和あり」と少し似ていますが、こちらはただ「待っていればいいことがある」というより、長い時間をかけた末に、ちゃんと結果がついてきたときのひと言、と考えるといいと思います。

人生、ある程度生きていると、「すぐに答えが出ないこと」「停滞していたかと思っていたけど、ようやく回復したこと」など、結構ありませんか。
すぐに決められなかったことが、何年か経ってから「ああ、これでよかったのかも」と思えたり。
途中でお休みしていたものを、ある日また始めてみたり。

最短距離だけが、いつも正解とは限りません。
寄り道したり、休憩したり、たまには道を間違えたり。時間がかかってもいいんです、また歩き出せばいいんじゃないでしょうか。

と、言い訳がましいのかもしれませんが、そういうのもありだと私は思っています。

著者紹介

miwako

学生時代からドイツ語を学び、ドイツや大使館での仕事を通じて長年ドイツ語に携わってきました。現在はフランス在住。ことばを通じて見えるドイツ文化の奥深さやユーモアを紹介しています。

Instagram : https://www.instagram.com/miwako_kamo/?hl=ja

Category カテゴリ

Archive アーカイブ