【今週のドイツ語】Saure-Gurken-Zeit
Saure-Gurken-Zeit
ザウレ・グルケン・ツァイト
直訳すると、「酸っぱいキュウリの時期」
いったい、何のことでしょう?
夏休みになると、ドイツでは政治家も記者も、そして会社員も、こぞって Urlab – お休み に入ります。
そんな、世の中全体がちょっと静かになる夏の閑散期を、ドイツ語では Saure-Gurken-Zeit と呼ぶことがあります。
いつかご紹介した Sommerloch(夏の穴)と、ほぼ同じような意味で使われる言葉です。
それにしても…なぜ、キュウリ?しかも「酸っぱいキュウリ」?
この表現の由来については、いくつかの説がありますが、はっきりと一つに定まっているわけではありません。
よく知られている説のひとつは、昔、夏の終わりに新鮮な食料が少なくなった時期に、保存しておいたピクルスなどを食べていたことから、「食べるものがあまりない、つまらない時期」という意味になったというもの。
決してキュウリが悪いわけではありません。笑
むしろ、キュウリにしてみれば、とんだ風評被害ですよね。
日本と比べて有給の多いドイツ社会。それに陸続きのヨーロッパの人達は旅行が大好き。特に夏休みは多くの人が長期の休暇に入ります。
自ずと街の雰囲気はいつもと少し変わり、オフィスに行ってみれば、
「〇〇さんは休暇中です」
「△△さんも休暇中です」
「□□さんは来週まで戻りません」
…と、どんどん人がいなくなる。
メールを送っても返事が来ない。
会議の日程を決めようとしても、「その週はUrlaubです」「その次の週も……」
なんてことも。
そうしているうちに、仕事も街も、なんとなくゆっくりモードに。これが、まさに Saure-Gurken-Zeit。
うーん、羨ましいけど、仕事相手だとしたら大変!こっちまで仕事がなかなか進まない。笑
でもそんなときは、「まあ、夏だもの。」「今、Saure-Gurken-Zeitだから」と、キュウリのせいにしてしまうのも、ひとつの手かもしれませんね。