12月5日
ドイツ大使館のアドヴェンツカレンダーへようこそ!
アドヴェントカレンダー5日目は、聖ニコラウスについてお話しします。
ドイツの子どもたちは、12月24日だけでなく、12月6日にもプレゼントがもらえるんです。
そのために、5日の夜には靴をきちんと磨いて、部屋のドアの外に置いておきます。
その理由は…
12月6日は聖ニコラウスの日。ニコラウスは、現在のトルコに当たる小アジアのミラという小さな町に、
紀元3世紀に生まれたとされる伝説上の聖人です。赤い服を着て、黒いベルトを締め、
真っ白い髭をはやしている姿で描かれることが多いので、サンタクロースと間違われることもよくあります。
でも、司教様の姿で現れることもあるんですよ。
聖ニコラウスは、12月5日から6日にかけての夜に、真っ黒な姿をしたクネヒト・ループレヒトという
従者を連れてやってきます。
このループレヒトは「ルーテ」と呼ばれる木の枝を束ねたほうきのようなものを持ってくることも多く、
「わるい子」にはこのルーテでお尻を叩いておしおきをし、
「よい子」にはニコラウスがご褒美のプレゼントを靴に入れておいてくれます。
5日の夜に、靴をきれいに磨いておくというのはそういうわけだったのです。