ハンブルクのクリスマスマーケット★空飛ぶサンタと名物グルメ
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新しい年が始まりましたね。今年も食い意地を発揮して、美味しいドイツをたくさんお伝えしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!新年最初の記事は、クリスマスマーケットめぐりのレポート第3弾。ハンブルクから、都会の華やかなクリスマスマーケットと美味しい名物料理を紹介します。
★これまでの記事はこちらでどうぞ
>>リューベックのクリスマスマーケット★名物マジパンやシーフードを堪能
市庁舎広場のクリスマスマーケット

北ドイツ最大の都市ハンブルクは、世界遺産に登録されている倉庫街や、世界最大の鉄道模型館「ミニチュアワンダーランド」、ビートルズが下積み時代を過ごした歓楽街レーパーバーンなど見どころ満載の港町。クリスマスマーケットの数も多く、観光局の公式サイトによると20以上ものクリスマスマーケットが開かれるそうです。伝統的なものから、北欧風やオーガニック、セクシーをテーマにした変わり種まで、多彩なマーケットがあるなかで、一番大規模で人気なのが市庁舎広場の歴史的なクリスマスマーケット。
中央に112mの塔がそびえるネオルネッサンス様式の市庁舎は、19世紀末に建てられたもので、当時のハンブルクの繁栄ぶりがうかがえる豪華さ。まるで宮殿のように壮麗な建物ですが、部屋数はイギリスのバッキンガム宮殿よりも多いのだとか。そんな市庁舎の前で繰り広げられるクリスマスマーケットは、それはそれは美しく、華やかです。
必見!空飛ぶサンタと、走る鉄道模型

市庁舎広場のクリスマスマーケットは、ドイツのサーカス団「ロンカリ」がプロデュースしていることもあり、エンタメ性に富んでいるのが特徴です。一番の見どころは、なんといっても「空飛ぶサンタ」。ソリに乗ったサンタクロースが会場上空を飛びながら物語を語ります。

歴史的なメリーゴーランドやキラキラのステージでのコンサート、屋台の上を走る鉄道模型など、遊び心たっぷりで、まるで遊園地のような雰囲気。
模型といえば、倉庫街にあるジオラマ館「ミニチュアワンダーランド」はハンブルクで一番人気の必見スポット。本当にめちゃくちゃ楽しいのでおすすめです!
洗練された屋台とグルメ

屋台はダークグリーンに統一され、上品で可愛いしつらえ。クリスマス用品や手工芸品、おもちゃなど、クリスマス市でおなじみの屋台も、どこか洗練された雰囲気です。
屋台グルメも他のマーケットに比べるとおしゃれな印象で、まるでレストランみたいなところも。種類豊富なグリューワインに港町ならではのシーフード、なんとオイスターバーまであります。

お値段もレストラン並みで、小エビのサンドイッチは11ユーロ、グリューワインは今回まわったクリスマスマーケットのなかで一番高価な6ユーロでした。(物価高と円安が辛いので、欧州では円に換算しないように心がけています…)
グリューワインは、プファルツのワインメーカーと共同開発したというビオのグリューワイン。このマーケットは、オーガニック、フェアトレード、地域産、グリーンエネルギーなど、持続可能性に力を入れているのも特徴です。

おやつに食べたいのが、粉砂糖がたっぷりかかった一口サイズの揚げ菓子。ドイツ北部や東部でよく見かける定番の屋台グルメで、地域によってシュマルツクーヘンやムッツェンと呼ばれます。揚げたてはふわふわでとってもおいしいんですよ。
運河沿いの美しいアーケード

市庁舎からアルスター湖に続く運河沿いにあるアーケード、アルスターアーカーデン(AlsterArkaden)もクリスマス仕様でキラキラ。ハンブルクにはこういったアーケードや、パッサージュと呼ばれるショッピングモールが数多くあります。なかでもここは歴史ある美しい建物で、「ハンブルクのベネチア」として有名。運河に面したカフェやバーは、グリューワインを楽しむ人で大賑わいです。
アルスター湖畔の「白い魔法」マーケット

市民の憩いの場となっているアルスター湖沿いの遊歩道、Jungfernstieg では、「白い魔法」と題したクリスマスマーケットが開催。真っ白なテントの屋台が並び、1899年創業という歴史ある観覧車や湖に浮かぶクリスマスツリーがライトアップされ、ロマンチックな雰囲気です。
大人のクリスマスマーケット
今回は時間がなくて、王道の市庁舎周辺しかまわれなかったのですが、ハンブルクで個人的に好きなエリアは、サブカル感漂うトレンド発信地、シャンツェン。
その南に位置するザンクト・パウリ地区では、セクシーがテーマの大人のクリスマスマーケット「サンタパウリ」が開催。自分好みのグリューワインを作れるグリューワイン薬局や、ピンクのユニコーン付きのグリューワインなどもあるそうで、とても気になっています。この地区ならではの多様性に富んだマーケット、いつかぜひ訪れてみたいです。
見た目はアレだけど、おいしい「ラプスカウス」

ハンブルクは多種多様なレストランが揃うグルメの宝庫で、おいしい名物料理も豊富です。シーフードも外せないけれど、ぜひ食べたいのが「ラプスカウス」。マッシュポテトと塩漬けの牛ミンチ肉(またはコンビーフ)を練り合わせて目玉焼きをのせたものに、ビーツやピクルス、酢漬けニシンなどが添えられたひと皿です。
もともとは長い航海中の船員たちが保存食を使って工夫して作った料理で、「船乗りのおじや」とも呼ばれます。見た目はちょっとアレなのですが…食べてみると意外なおいしさ。おじやの国の私たちとは親和性が高いようで、日本人に好評の料理です。
今回はハンブルク中央駅近くにある、人気レストランでいただきました。ラプスカウスはハンブルクの他、北ドイツ各地で食べられますので、ぜひお試しください。
次回も引き続き北ドイツから。メルヘンなあの街のクリスマスマーケットと名物グルメをお伝えする予定です。
2025年のクリスマスマーケットは終了しましたが、一年が経つのはあっというま。
次のシーズンの参考にしていただけたら嬉しいです。
